ドSな彼を振り向かせる秘訣は？一見、冷徹な男性の心を開かせるアプローチ術

1月14日スタートのドラマ『恋はつづくよどこまでも』（TBS系）で、佐藤健さんが演じているのは「魔王」と称される超ドSイケメン医師・天堂浬（かいり）。

完璧主義者で冷徹に見えますが、実は極度の甘党。好物はクリームパンで、いつも白衣のポケットに忍ばせています。そんなギャップもまた、魅力ですよね。

■勇者は魔王を振り向かせられるのか
新人看護師・佐倉七瀬（上白石萌音さん）は高校時代、修学旅行で東京観光をしました。その際、たまたま近くにいた初老の女性が体調を崩して倒れます。

そこに偶然通りかかった男性医師が対処し、女性は無事意識を取り戻すのです。彼＝浬に一目惚れした七瀬は、この出会いがきっかけで看護師を目指します。

5年後、晴れて看護師になった七瀬は、憧れの浬が務める病院に勤務することに。再会してすぐに告白しますが、浬にとっては初対面同然。手ひどくフラれてしまいます。

それだけでなく厳しい言葉で罵られるのです。でも七瀬は浬を諦められません。周囲から「勇者」と称される彼女は、「魔王」な浬に振り向いてもらえるのでしょうか？

ドSな彼を振り向かせる―――それって、とても難易度が高く感じられますよね。でも魔王だからこそ心に響く、そんなアプローチがあるんです。

■「帰属理論」とは？
アメリカの心理学者Harold Harding Kelley（ハロルド・H・ケリー）が、1967～1973年に発表した「帰属理論」をご存知でしょうか。これは人間の行動（および物事の原因）がどんな要因によって生まれるのか、その属する過程を理論化したものです。

例えば、料理が好きな人っていますよね。それはたまたま好きになったのではなく、本人が食いしん坊な気質だったり、今まで生きてきて自然と家事をする環境だったりして、実際は「なるべくして料理好きになった」のです。

このように人の行動の裏側には「そうなるだけの理由」がある、とするのが「帰属理論」になります。

ケリーはさらに、「理由」は次の3つに集約されると提言しました。

1　個人的要因
2　環境的要因
3　宗教的要因

個人的要因の行動は「本人の性格・体質・気質」、環境的要因は「両親の教育や成長過程における環境・経済的な状況」を原因としています。

宗教的要因は、文字どおり「信仰や運命論」を起因としたものです。日本人の場合、大概の人が1か2になると思います。

「魔王」な人がなぜドSな行動をとるのか。多くの人が「1」と考えるでしょう。でも、本当は「2」のケースが結構多いのです。