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女は料理がデキて当然? 性別で役割を決めすぎる不幸とは…【カレー沢薫 アクマの辞典】

ココロニプロロ / 2020年1月21日 18時45分

今では、おふくろの味もハンバーグやグラタン、ハッピーセットなど多様化しているので、肉じゃがはすでに男ウケメニューとは言えなくなっているのかもしれない。

料理上手をセールスポイントにするのは悪くない。
飯というのはマストなため、それが毎日致命的に不味いと、すぐに精神に異常をきたすので美味いに越したことはない。

しかし、料理ができない女がダメというわけでもない。

ひと昔前まで「嫁がメシマズで」というと、嫁のほうが悪く、夫は同情される側であった。
だが、今ではもう「じゃあ、なんで自分で作らないの」と言われてもおかしくない。

料理ができないなら他のできることを担当すれば良い。仕事も家事も、得意な人がやるほうが効率も良くなるに決まっているのだ。

性別で役割を決めて、ムリヤリ苦手なことをさせるから、メシマズ女や甲斐性なし男という悲しきモンスターが爆誕するのである。



■ナ行

【ナ】
➤「涙袋」(なみだぶくろ)

…たまに目よりでかくなっていることに気付いてない人がいる

【ニ】
➤「肉じゃが」(にくじゃが)

…好みのタイプ「家庭的」「肉じゃが をおいしく作れる人」は「処女一択」と同じレベルの地雷になりつつある

【ヌ】
➤「濡れ髪」(ぬれがみ)

…見るだけならセクシーだが、髪を拭かずにウロウロするヤツとは結婚しないほうがいい

【ネ】
➤「ネット婚活」(ねっとこんかつ)

…ネットで出会った人なんて、というが現実で出会うヤツも結構ろくでもない

【ノ】
➤「ノーメーク」(のーめーく)

…化粧動画は、いかにノーメーク状態がブスか、にかかっている


**************************

プロフィール


カレー沢薫
漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。著書『ブスのたしなみ』(太田出版)も発売中。

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