1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

男女が親密になるまでの「6つの意識段階」とは?文字でつながる恋の弊害を解説

ココロニプロロ / 2020年2月1日 11時55分

男女が親密になるまでの「6つの意識段階」とは?文字でつながる恋の弊害を解説

男女が親密になるまでの「6つの意識段階」とは?文字でつながる恋の弊害を解説

好きな人に手紙を書いたことはありますか?
想いをしたためたものの、相手に出す勇気が出なかった…そんな経験はないでしょうか。

岩井俊二監督の最新作『ラストレター』は甘酸っぱい思い出を彷彿とさせる、美しい映画だと評判です。

■文字で描かれる恋愛
裕里(松たか子さん)は姉・未咲の葬儀の場で、未咲の娘・鮎美(広瀬すずさん)から、未咲宛てに高校の同窓会の案内が届いていると知らされます。

姉の死を告げるために同窓会に参加した裕里。そこで、学校のマドンナだった姉本人と勘違いされてしまうのです。

さらに同窓会で、初恋の相手・鏡史郎(福山雅治さん)と再会します。裕里を未咲と勘違いした鏡史郎と文通が始まり、やがてそのことを鮎美に知られることになり…。

面と向かっては話せなくても、文字だとスッと言えるってことありますよね。さすがに手紙を書く人は少ないでしょうけれど、現代はSNSやアプリを通して気持ちを語る男女は多いようです。

■親密化過程を踏まない男性と女性
ところで、人はどのような過程を経て親しくなるか、ご存知でしょうか。

1973年、Robert A. Lewis(ロバート.A.ルイス)は、男女が結婚を形成するまでの間、どのように関係を発達させるか、その親密化過程を論文にしました。それによると、人は以下の6つの意識段階を踏んで結婚に至るというのです。

1. 類似性の認知
2. お互いを特別視する、いい関係の構築
3. お互いを知り合う自己開示
4. 得手不得手をうまく噛み合わせる役割取得
5. 役どころがぴったりハマって居心地のよさを感じる役割適合
6. 2人で1つ、といったペアとしての結晶意識

ただ、こういった段階を踏むのは、あくまで「対面による関係作り」の場合。現代のような文字だけのやり取りだと、また違ってくるのです。

というのも文字でのやり取りは、ある種独特な「気安さ」を生みます。それは、1や2の段階をショートカットして、いきなり3へと飛ぶ「気安さ」なのです。

相手の顔が見えないまま「実は私はね…」とぶっちゃけトークをして、言葉上の共感を得る。するとそれだけで、自己開示がうまくいったという錯覚に陥ってしまいます。

実際には相手はロクに理解せず、適当に話を合わせているだけかもしれません。でもそれは、文字からは読み取れないのです。

本当はわかり合っていなくても「相手は自分を受け入れてくれたんだ」と思う。そして、一気に心の距離が近づいたように錯覚してしまう…そんな「誤解」が生まれやすいのが「文字だけでつながる恋」の特徴です。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください