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「苦手」と思う相手ほど、本気の恋になりやすい理由は?印象の心理学

ココロニプロロ / 2020年4月11日 18時55分

「苦手」と思う相手ほど、本気の恋になりやすい理由は?印象の心理学

「苦手」と思う相手ほど、本気の恋になりやすい理由は?印象の心理学

あなたは、第一印象では「まさかこの人と付き合うことはないだろう」と思った人と付き合った経験がありますか?

実は、そういう人ほど本気の恋になりやすい傾向があるんです。今回は第一印象が生み出す返報性と、それが崩れたときに発生する愛情のメカニズムについて解説します!

■第一印象を覆すのは難しい
一般的に、第一印象のいい人だと、時の経過とともにさらに好意的な点を見つけ、より好ましく感じるようになる傾向が強いのです。

一方、悪い印象を抱いた場合、その後も欠点が目につき、さらに嫌悪感をつのらせやすくなります。これは、実は心理学的に「なるべくしてなっている」のです。

好意の返報性、という心理学用語をご存知でしょうか。これは、関心を寄せる相手に好意を示すと、相手も好意を返しやすくなるという心理です。

好感を持つ人には、意図せずとも愛想がよくなりますし、親切にしたくなるのが人情。そうなれば、相手もあなたに対していい印象を持ちますから、柔和な対応をするでしょう。あなたの好感もさらに上がっていくのです。

そして好意だけでなく、悪意にも返報性が生まれます。心象のよくない相手に対して、知らず知らずのうちにつっけんどんな態度や冷たい対応をしたとしましょう。

相手もあなたに対してマイナスイメージを抱き、普通にしているつもりでも、嫌悪感が滲んでしまいます。それをあなたも感じ取り、さらに関係が悪化していくのです。

このようにして、返報性の法則により、第一印象がそのまま助長してしまいます。

■意外性は起爆材
ただ、そのような第一印象が覆されないかというと、そんなことはありません。相手への心象が変わる「何か」が発生したとき、これまでの感情のベクトルが180度変わるときがあります。

例えば、いい人だと思っていた男性が浮気症だと知ったら、一気に冷めますよね。期待値が高い分、冷めたときの落差も激しくなるもの。これは、マイナスイメージについても同じことが言えるのです。

むしろ相手の思わぬ意外性を知って、嫌悪感が一気に愛情へと変換されることがあります。意外性とは、このようにプラスにもマイナスにも大きく躍進する起爆剤となるのです。

■苦手意識が払拭される条件
しかし、悪い印象の払拭はかなりハードルが高く、そんなに簡単に起こるものではありません。では、どのようなときにそうなるのでしょうか。それは、おおむね次の2つのケースになります。

1. 自分と相手の深い共感的理解が生まれたとき
2. 相手の自分への評価の的確さに、自己省察が生まれたとき

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