大人の片思いが叶う!?「相合傘」は言霊で恋を引き寄せる手軽なおまじない

相合傘っていいですよね。小学校の頃、誰かがイタズラで教室の黒板に男子と女子の名前を書いて、相合傘でペアにしていたのを何度か目にしました。

アレはやられると恥ずかしいもので、一緒に名前を書かれていた子を、ちょっと意識してしまったりもしました。

実はこれ、一種のおまじないなんですね。もちろん、おまじないとしては初歩の初歩。しかし、不思議とバカにできない効果があるようです。

■相合傘のおまじない
基本的にみなさんは、相合傘の落書きをおまじないとは認識していませんでしたよね。せいぜいイタズラ好きな男子のやる落書き、という程度の認識しかなかったはずです。

ただ、日本には昔から言霊というものがあります。文字や発言にも力が宿るもので、しばしばそれが物事の道理を少しだけ動かしてしまうこともあります。

代表的な例が“引き寄せの法則”ってヤツですね。日頃からポジティブな言葉を意図的に使っていると、幸せが歩み寄ってくるというアレだって、一種の言霊信仰。

相合傘はその力を軽視されていますが、冒頭でも書いた通り、いざ自分が相合傘で女子とペアになってみると、そのペアになった子を意識するようにもなるんです。そして、こういう男子は僕の同級生にも山ほどいました。少なくとも男性は、ああいうのがきっかけで、多少なりとも女性を意識するようになるんです。

これが相合傘のおまじないとして認知されている・されていないはさておき、そういう効能は一定数あると考えておいてください。

■書いてよし、周知させてよし！
相合傘を書くのは簡単ですが、おまじないとして考えれば、存外バカにできない威力もあります。当事者たちが（少なくとも男性側は）ペアになっていた子を意識するようになる可能性大。

さらには、その落書きを目撃した人に「あ、この2人ってそうなんだ」という認識を無理やり与えて錯覚させる効果もあるんです。

ときには、コミュニティの中でその2人をくっつけようとする動きが出ることもあり、そうすれば自分が動かなくてもコトが上手く運ぶこともありますよね。まあ、しばしば意図しない相手と相合傘に書かれちゃうという嫌な展開もあるわけですが。

ところで、実際に相合傘を自分で書いて、そういう空気を作ることに成功した事例もあります。僕の幼馴染のKくんはあるとき、自作自演で教室の黒板に相合傘を書きました。意中の女子の名前と一緒に。

すると、それを見たクラスメイトは冗談半分にはやし立てるわけですが、それこそ彼の思うツボ。「やめろよ～」とか言いながら、好きな子に「困っちゃうよな」と話しかけるきっかけを得たのでした。

言霊を用いるという点でも、自作自演で周囲に応援させるという点でも、相合傘はそれなりに効果があると考えて間違いないでしょう。

■今でも使える相合傘！
大人になると、黒板に相合傘を書く機会は、まずなくなります。それでも、このおまじない自体は有効なまま。要は自分のノートなんかにこっそりと相合傘を書き込めばいいのです。

周知させるわけにはいかないものの、言霊の力を用いることは可能でしょう。その力を借りて、自分の恋愛が上手くいくように祈るわけですね。手帳でもメモ帳でも、あるいは雨の日の窓ガラスでも…スキマ時間に書いてみてはいかがですか？