何様のつもり? 女性をイラッとさせる意識高い系の彼氏の対処法【ダメ男子図鑑】
ココロニプロロ / 2020年6月19日 18時45分
それではご質問者様自身もそこまで気がついているというのに、一体なぜ「別れたほうがいいのでしょうか?」という一文が書かれていないのでしょうか?
それは恐らく「良い人間でありたい」という倫理観でしょう。
現在付き合っている恋人と別れたいという相談など、できることならば誰もしたくないのです。恋愛においては基本的に「振る側」が悪者になりやすいので、可能な限り「恋人を振りたいと思っている」とかいう話をしたくないものでしょう。
いずれにしても「恋人もクズだが、そんなことを言うあなたもそこそこクズ」という印象を周囲の人に与えてしまいかねません。
ですので、自分では「別れたい」という一文を書かずに、内容で恋人をボロクソに書き、相談を受けた相手が自ずと「別れたほうがいいんじゃない?」と言い出すことを望んでいるのではないでしょうか?
もちろん仮にそうだったとしても、私はご質問者様の気持ちを否定するつもりは御座いません。
ですから、彼の話に入る前に、まずは一言ご質問者様にお伝えさせていただきます。
「そんな男、別れたほうがいいんじゃない?」
■無知の知
古代ギリシアの哲学者であるソクラテスは「無知の知」という言葉を残したことでよく知られております。
「無知の知」というのは簡単にいうと「自分は「自分が知らない」ということを知っている」という考えで御座いますが、この考えは現代においても非常に重要なものでしょう。
「自分は無知である」と気づけなければ、新しい情報を収集したり、自分が間違っているという可能性に思いを巡らせたりもできません。
しかし今回の彼氏様のような方は、恐らく「自分が無知である」という自覚が全くないのでしょう。
大学で卒論発表をしたことがある方であれば、賢人ほど己の無知を自覚していると痛いほど理解をされていると思います。
その道の第一人者である教授が「勉強不足で恐縮ですが」とか「この分野は専門外なのですが」という前振りをして、凄まじくハイレベルな質問を繰り出してくるのです。
今回のご質問文でも、ご質問者様は「彼の発言には中身がない」と見抜いているようなので、ある程度彼の話の内容について知識があるのだと思いますが、恐らく彼はそれを想像もせず「こんなことも知らないなんて、なんてバカなんだ」と驕っているのでしょう。
彼が中学生くらいであれば、それも可愛いものかも知れません。
私だって中学生が「ラブホテルって実は18歳未満は利用できないんだよ」と私に自慢をしてきたら、「そうなんだ。〇〇君は法律に詳しいんだね」とでも言って彼を褒めるでしょう。
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