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片想いが実らないのはなぜ? 12星座サイクルで見る恋模様【ルーシー・グリーン 星で読み解く恋愛ストーリー】

ココロニプロロ / 2020年6月23日 18時45分

この境目ってなんなのでしょう?


◎星占いで見るふたりの「人生の段階」


恋愛を構成する要素はたくさんあります。

そのひとつが「人生の段階の共有」。
過去のあの日ではなく、今の自分だから愛せる。時々、そう実感することはありませんか。

竹本とはぐの関係が埋まらない決定的な違いは「生きていく方向が決まっているかどうか」だと思うのです。

はぐは、小柄で人見知り、愛らしい女の子ですが、キャンバスの前では全エネルギーを費やすかのように制作に没頭します。その横顔にはいつもの可憐さも忘れさせる、力強い神聖さが漂うほど。
翻って竹本は、まだ森田に「自分さがし3級」と揶揄されているように、これから人生をかけて取り組んでいきたいことはもちろん、自分が何者かなど、「自分の生きる核」と呼べるようなものが見つかっていません。

星占いでは、12星座をそれぞれ「人間の一生のターニングポイント」になぞらえる考え方があります。
1番目の牡羊座を「生まれたての赤ちゃん」。そしてその赤ん坊が少しずつ成長し、人と出会い、社会に参加し、12番目の魚座で一生を終え次の「生」への準備をはじめる…そしてまた1番目の牡羊座で生まれる。
そのくり返しが12星座の物語です。

誰しも、「仕事の分野では生まれたての赤ちゃんだけど、友だち関係はかなり充実しているわ」というように、ひとりの人の中でも成長の速度が違うものが同居していると思います。

ただ、はぐにとって「作品をつくる」ことだけは、自分の人生で何にも変えられない、恋愛よりも必要な譲れないものでした。
でも竹本にとってはまだ、作品制作が自分の人生においてどれほどのウェイトを占めるのか分からず。そして「はぐを支えるだけの存在」になってもいいと言い切ってしまうには、竹本の未来はあまりにも大きかったのです。

片想いは、つらいもの。
でも、わたしが占い師としてたくさんの方のご相談をお聞きしていく中で「片方は愛していて、片方は愛していない」ということは「ない」と感じています。
誰かに片想いをしている、といった状況は、自分自身の中でもその相手と「つき合っていけない理由がある」のがほとんどです。
竹本がはぐと人生を共にしていくためは、竹本に未来への可能性がありすぎたのかもしれません。

これは比喩ですが、人生一度目の牡羊座と、人生二度目の牡羊座は、同じ牡羊座でも成熟度が少し違うのです。
人間の一生のターニングポイントになぞらえる12星座のサイクルの成熟度は人それぞれ。
その人の経験やそこから得た考えに影響を受けて変わります。
「創作活動での自分の進む方向」というテーマだけを見ると、竹本とはぐには大きな開きがあったため、人生を共に進んでいく選択ができなかったのではないかと思います。

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