なぜ女性は彼氏のスマホを見たくなるのか？携帯チェックに潜む人間心理を徹底分析

もし彼氏の行動に不審なところを感じたら…あなたは携帯チェックをするでしょうか？

直接聞いたとしても正直に答えてくれるとは限らないし、彼の携帯に証拠となるものがあるかもと思うと…悶々としますよね。今回は、そんな携帯チェックにまつわる人間心理を解説していきます。

■女性は「見たいものを見つける」のが得意
考えてみると、男性が「恋人の携帯を勝手に見た」って話はあまり聞きません。「人の携帯を見てはいけない」との思いが、女性より男性のほうが強い傾向がある、それが理由のひとつです。

もうひとつ、男性は携帯から怪しい情報を見つけ出すのが女性ほど得意ではない、というのがあります。

例えば、帽子を購入しに行ったとしましょう。多くの男性は、〇〇のブランド品を購入する、場合によっては商品まで決めて行くことが多いのです。したがって、あまり悩むことなく目的を達成します。

一方、女性は、歩きながらあらゆる店舗に目を配り、自分が好みそうな商品をすばやくチェックできるんですね。そのため、もともとはA店の商品を購入しようと思っていても、B店の商品も素敵、C店のも好み…というふうに、選択肢が増えてショッピングに時間をかけることになります。

何かに興味があるとき、それに関連する情報が目に留まりやすい。このような情報収集能力は、個人差はあるものの、一般的に男性より女性のほうが上です。なぜなら、女性のほうが男性よりパーソナルスペースが広いため。それだけ、目端がとどきやすいのです。

携帯でほしい情報を拾うときも例外ではなく、小さな言い回しや怪しいスケジュールを女性は見落としません。どちらかというと男性は、気づかず見落としてしまいがちです。

■女性が陥りやすいクレショフ効果とは
女性の情報収集能力が高いからといって、証拠をつかむ力が優れているかというと、そういうわけでもありません。

「クレショフ効果」という言葉をご存知でしょうか。

例えば、ここに2枚の写真があるとします。1枚目は、笑いながら何かをじっと見ている男性。もう1枚は美しい女性の横顔です。これらの写真が並んでいると「この男性は女性に好意があって、それで遠くから見つめているのだろう」といったストーリーが構築されます。

では、ここにもう1枚、キャンプ場でおいしそうに食材が焼けている写真を追加しましょう。3枚の写真を見ると「この男女は実は恋人か夫婦で、2人でBBQデートを楽しんでいるのだろう」というストーリーができあがります。