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「自由と改革」を司る、天王星が8月15日に逆行スタート【真木あかりの惑星逆行カレンダー】

ココロニプロロ / 2020年8月15日 19時55分

◎グレート・コンジャンクション後、新しい流れに


さて、2020年の最大の天体イベントといえば12月下旬に起こる「グレート・コンジャンクション」です。これは木星と土星が同じ場所で重なる、20年に一度の一大イベント。今回は200年に一度という「グランド・ミューテーション」も重なり、「時代の節目」と呼ぶにふさわしい星回りとなっています。
物質や経済(権威、モノ、土地、お金など)偏重の時代から、知性とコミュニケーションでつながる時代へと移り変わり、これまで「持っていることがすごい、とされたもの」は次第にその魅力を薄れさせ、人とのつながりや情報、思考する力といったものが人々を魅了するようになるはずです。

この天王星逆行が終了する1月15日、天王星は木星と土星がハードモードな位置関係となります。これまでのこだわりが、もはやあまり価値を持たないということをバチバチに実感させられるような出来事に、1月は何度か遭遇するのかもしれません。「自由と改革の星」の、改革がさっそく始まるのですね。土星と木星には「知性とコミュニケーションの星」と呼ばれる水星が、天王星には「情熱と戦いの星」と呼ばれる火星が重なってもいます。理屈と感情が、ぶつかり合うようなことも起こるでしょう。

ただ、ここで起こるのは単なるトラブルではありません。「この時代に生きるための、価値観や仕事観を獲得する」という意欲的な挑戦でもあるはずです。そのために、ここからスタートする天王星逆行の5ヵ月間は、「所有」「金銭」において自分が大切にしたいもの、もう手放してもいいと思っているものを、じっくりゆっくり問い直してみたいところです。そうすれば、来年の運も自分軸で動かしていくことが叶うのでしょう。これまでの振り返りとはいえ実に創造的な5ヶ月間、楽しんでまいりましょう。

どなたにとっても、実りある逆行期間になりますように。


■惑星逆行とは?
星占いでは10個の星がそれぞれどの場所にいるかを見て運命を読み解いていきますが、月と太陽以外の惑星は時折、これまでと逆の軌道を描いて進んでいるように見えることがあります。この現象を「逆行」と呼びます。

逆行の間、その惑星が意味するテーマは“いつも通り”ではなくなります。ストップしたり、戻ったり、一旦立ち止まって考えたり、などといった事象で実感できることが多いでしょう。「怖い」「悪いことが起きる」と不安になる方も多いのですが、ずっとネガティブな状態だったことがぽこんと元に戻る、ということだってあります。忘れ物を取りに引き返す、復習するといったイメージも浮かびます。どちらも大切なこと、ですよね。

ケヴィン・バーク(※)は、順行の惑星は成長のレベルにおいて作用し、逆行の惑星は真価のレベルにおいて作用すると述べてもいます。この「逆行カレンダー」では、ただ惑星逆行を恐れるのみならず、自分が進化するために活かしていけるよう、さまざまな逆行の様子をお伝えしていきます。


※ケヴィン・バーク:『占星術完全ガイド ――古典的技法から現代的解釈まで』の著者


>>次回もお楽しみに
9月前半のボイドタイムカレンダー(8月31日更新)


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プロフィール
真木あかり
占い師。大学卒業後、フリーライターなどを経て占いの道へ。四柱推命を中心に、占星術や九星気学、タロットカードなどを用いて鑑定・執筆を行う。『悪魔の誕生日事典』(宝島社)をはじめ著書、連載多数。

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