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実は男性にも多い!? 好かれると冷める「蛙化現象」が起こる理由

ココロニプロロ / 2020年9月9日 19時55分

するともう、100% 不愉快に感じるでしょう。
「あなただけは、こんな気持ち悪い私に近づかない、気持ち悪くない人間でいてくれると思ったのに。まさか、ここまで距離をつめてくるなんて幻滅した」
という感じ。これは同じ感覚を持っていない人には少々理解しがたい感覚だと思いますが、そういうことが起こっています。

ちなみにこれは「気持ち悪い」に限らず、「ダサい」とかの感覚も同じです。自分をダサいと思っている人は必死で貯金して憧れのコートを買ったりしますが、買った瞬間そのコートがダサく見えてしまったりします。これもやはり、カッコ良かったコートが自分のダサい圏内に入ってしまった瞬間、ダサいとしか思えなくなっているわけですね。


■相手を遠ざけて恋愛感情を保つ
話を戻しますが、このような感覚を持っている人は少なくありません。

そして、自分を気持ち悪いと感じている人たちは、「好きな人と近づきたい」といった願望と、「好きな人には自分の圏内に入ってほしくない=近づかないでほしい」という矛盾した欲求を抱えています。ゆえに、たとえ好きな人と付き合えたとしても、この相反する気持ちに揺り動かされて不安定な行動をとってしまう。

具体的には「相手に嫌われそうな行動をとる」ことで相手を遠くに追いやり、気持ち悪い圏内から外します。それから、安心して「あなたが大好きだ」と愛を囁いて距離を詰めようとする。そして、それを繰り返すわけです。こういう人いますよね。

これはこれで恋愛の一つの形だと思うので、「好きな人と両思いになった瞬間気持ち悪くなる」という人には、ある意味おすすめの方法だと言えるかもしれません。


■自分に対する「気持ち悪い」を解消しよう
そんな風にいうと、何を無責任な、と思われるかもしれません。確かに、相手に嫌われようとしたり好かれようとしたりを繰り返すなんて疲れるし、相手も当然振り回されて疲弊するし、人にお勧めすることではないかもしれない。

ですが「好きな人に好かれると気持ち悪い」を根本的に解決する方法は? となれば、やはり「自分を気持ち悪いと思わなくなること」になるわけです。
自己肯定感を上げていく、と言ってもいいでしょう。

これは非常に長い時間を必要とします。もちろん、全てを解決してから恋愛できるならそれが一番スムーズなのですが、恋愛はタイミングが大切。縁や運が絡むものです。ですから、自分に問題があるとしても「だから自分には恋愛はできない」なんて考えすぎずに、まずは目の前にある恋愛のチャンスに乗っかってみる、ということも重要だと思うのです。

だから一方では、不安定ながら誰かと付き合って激しい恋愛を繰り広げながら、もう一方で自己肯定感という根っこの問題に向き合っていく、というダブルのアプローチを私としてはお勧めします。


◎今回のモヤモヤ解剖ノート




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※次回もお楽しみに(第2、4水曜更新)

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■プロフィール
描き子
1987年生まれのイラストレーター/デザイナー/ライター。
「暮らしに前向きな変化を起こす」ことをテーマに、イラストや文章を書く。

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