もしかして運命？ 偶然の再会でモトサヤ…復縁を叶えるプロのスゴ技

◎出会い工作にかかる費用は？

ちなみに工作にはどのくらいのお金がかかるのでしょうか？ ケースによって違うけれど都内なら50～60万円だそうです。がんばれば払えそうですが、元カレや元彼女近づいて今の状況を聞き出すなど、復縁工作が複雑になってくると100万～200万円になるとか。

ケタの大きさにひるみますが、実際はいきなりまとまった金額を提示するのではなく、報告書を出しつつ、かかる費用も相談しながら進めていくらしいので安心です。自分が主人公のドラマ制作費だと思えば安い……かもしれません。Kさんによると、リピーターになるお客さんも結構いるとのこと！

◎“偶然の出会い”は工作の可能性も!?

「会社のマドンナ的な憧れの彼女と付き合いたい、という男性の相談を受けたこともあります。みんなが彼女を狙っているので、周りとは違う角度からアプローチするために、偶然の出会いを工作しましたね」

偶然の出会いが何度も続いた一般の方に運命を感じて結婚した、というある女性芸能人の話を聞いたことがあります。もしかしたらこれも、なにかしらの工作が絡んでいたのかもしれません……。

◎「別れさせ工作」とは？

ちなみに「別れさせ工作」はどんなことをするのでしょう。ちょっと怖いですが質問してみると……

「不倫している女性から、彼と妻を離婚させてほしい、という依頼を受けた場合。例えば私がその妻と仲良くなって、彼女と気が合いそうな男性を紹介したりします。夫以外の男性からちやほやされることで“離婚もアリ”かなと、思うように誘導するんです。あとは、友人として会話しながら夫の愚痴を聞き出したりすることも。
紹介する男友達も同じ事務所の工作員で、肉体関係は持たずに適度な距離感を保ちながら、相談相手として支えるスタンスです。あくまでも工作なので、対象者に踏み込みすぎないよう気をつけています。聞き上手に徹するのがポイントです」

そして、工作活動が終了したときには、そっとフェイドアウトしていくとのこと。もしあなたの身近に短期間で急に疎遠になった友人がいたら、その人は工作員だったのかもしれません……。

◎知らない人と仲良くなれるコミュ力が必要！

それにしても、知らない対象者とどうやって仲良くなるのでしょう。
Kさんによると……

「私が工作員をする場合、対象者が外出したときに尾行して、スーパーやカフェなどに入ったら偶然を装って声をかけます。『この周辺のことがわからないのですが……』などと話しかけて、まず印象を覚えてもらいます。次に2回目の出会いを仕掛けて、『先日はありがとうございます。よかったらいろいろ教えてください』って連絡先交換するという流れです。いかに怪しまれずに連絡先を交換するかですね」