実は、結婚の記念品!? タロットカードの意外な秘密とは…
ココロニプロロ / 2020年11月15日 18時55分
■タロットはゲームとして生まれた
鏡先生:もともとアラブ圏で発明された、今のトランプの元になったカードゲームがあるんです。そのカードが、活発になった人々の交流にしたがって、14世紀頃には西ヨーロッパに入ってきました。
そのときは、最先端のハイカラな遊びとして伝わりました。つまるところ、今で言うトランプゲームが広まったんですね。
砂羽さん:うんうん。
鏡先生:そのカードに、ゲームの切り札という形で、今で言う大アルカナがプラスされて、タロットが発明された。これが、1440年代ぐらいのことだと言われています。
こういったことを、20世紀後半からのタロット史の本格的研究がどんどん明らかにしていったんです。
砂羽さん:へぇ、そんな歴史があったんですね。
つまり、小アルカナの原型であったカードゲームが広まり、そこに大アルカナの元となる22枚がプラスされて、タロットが生まれたというわけですね。
■当時のタロットは、貴族のための高級品
鏡先生:アラブで生まれたと考えられる、4つのスートのカードにイタリアで切り札が加わり、現代でもよく知られる「タロット」が誕生しました。次いでフランスやスイスでもどんどんタロットが制作されるようになっていったんです。すぐに木版などの大量生産品も生まれるようになっていきます。
ただ、紙が高価な時代ですから、最初は貴族の遊びだったと考えていいと思います。おそらく最初は1枚1枚手描きでカードが作られていて、贈答品として扱われていたんですよ。
砂羽さん:へぇ!贈答品だったんですか!
鏡先生:高級品だったとわかるのは、当時、貴族の家がつけていた出納帳などにタロットらしきカードを注文した記録が残っていたりするからなんです。
砂羽さん:なるほど。カードの絵を描く職人さんに注文した記録が残っていたわけですね。
鏡先生:そうなんです。職人さんの手描きですから、鑑賞用として楽しまれてもいたようです。今よりもこの当時のほうが、絵画的な意味合いも大きかったのかもしれません。
砂羽さん:へぇ、すごい!見てみたいですね。
大興奮の砂羽さんに、鏡先生が見せてくれたカードが、冒頭でもご紹介した「ヴィスコンティ・スフォルツァ」のタロットのレプリカです。
砂羽さん:絵柄がすばらしいですね、本当に!
鏡先生:そうなんです。当時は、カードそのものがアートですよね。
砂羽さん:まさにアート!こんなの、見てみたかったな。
鏡先生:これらのカードは、何人かの職人さんが工房で描いていたんだと思います。けれど当時は、ベンボという名の通った画家が描いていたという推測もあったんですよ。
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