告白されたのにフラれる…交際が長く続かない女性が陥りがちな落とし穴

■これまでのやり方と、理想的なやり方
今回は、2枚のカードを引くことにしましょう。1枚目は、長続きしない恋愛をしているこれまでのイズミさん。2枚目は、長続きする恋愛をしている理想のイズミさんを想定してみます。この2枚を比べてみれば、なぜ長続きをしないのかがわかるかもしれません。


All tarot card design (C)Takako Hoei/Stella Kaoruko

1枚目は、「カップのプリンセス」。カラフルな蝶が飛び立ち、ピンク色の服を着た王女もしくはお姫様がたたずむ、ロマンティックな雰囲気のカードです。

2枚目は、「ソードの6」が出ました。こちらは世界地図を背景に、自分で船を漕いで新天地に向かう船乗りが描かれている、動きのある前向きなカードです。

この2枚の人物を比べてみると、まず服装が違います。ピンクのドレスで立っているのが、交際が長続きしない今までのイズミさんなら、ダークブラウンの上衣とブーツで、アクティブに前へ進むのが、長続きしている理想的なイズミさんなのです。カップのプリンセスは壁のある室内に佇み、ソードの6の船乗りは大海原へ出かけています。
また、プリンセスがこちらを、つまり恋人を見ているのに対して、船乗りは進行方向、つまり自分の行きたいところを見据えています。唯一共通なのは、水の流れでしょうか。


■お姫様キャラを演じるのは、もう止めた
以上のことをお伝えすると、イズミさんは膝を叩いて、「実はバイクが趣味で、本当はレザージャケットやゴアテックスを着てツーリングに行きたいんです」と、勇ましく語り始めます。実は昔、それを話したら男性陣に引かれたという経験があって、その趣味を封印していたそうです。
けれど、イズミさんも本音ではわかっています。大事なのは、自分の好きな服を着て、自分が行きたいところに行くことだと。男子受けを意識して、デートにパステルカラーのワンピースを着て行ったり、ストロベリーパフェやカルアミルクを頼んだりしている場合ではないと。趣味を理解してくれる人と一緒に、バイクで出かけたり、ウィスキーや甘くないコーヒーを飲んだりするべきなのだと。

大人しいお姫様を装い、女子力を意識しながら付き合っていても、根っこの部分にあるワイルドでカッコいい一面が少しずつ漏れていたのでしょう。仮の姿のイズミさんに惚れていた男性は、本来の姿には魅力を感じないタイプだったのかもしれません。長続きしなかったのは、相手の幻滅が原因だったようです。