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彼とのケンカ、「私は悪くない症候群」の特効薬はある?

ココロニプロロ / 2021年7月9日 11時15分

彼とのケンカ、「私は悪くない症候群」の特効薬はある?

恋人と些細なことでケンカになり、売り言葉に買い言葉で収集がつかなくなってしまった…なんてこと、誰にでも一度や二度あると思います。こんなとき、みなさんは素直に謝ることができますか? 私はなぜか、意固地になっちゃうんです。でも“とりあえず”その場を収束させようと、思ってもいないのに「ゴメンネ」と言ってしまうタイプ。思ってもいないのが相手に伝わってしまい、かえって火に油を注ぐ結果になってしまった痛い経験もあります。

■謝れない心は、恐怖心からできている
原因は自分にもあるとわかっているのに、恋人を前にすると素直に謝れない女子、結構多いように感じます。仕事での失敗はすぐに謝罪と反省して、次につなげる努力ができるのに、なぜ恋人にはそれができないのでしょうか。

一般的には、「謝らない=プライドが高い困ったさん」という認識ですが、心理学的には「謝ってしまったら相手にすごく責められるのではないか、今よりもっと悪い状況になるのではないか」と無意識に恐怖を感じているせいなんですって。
そうなのか…。意外と気が小さいな、自分。

でも、恐怖心が原因だとわかると、なんだかちょっと冷静になった気分。取って食われるわけじゃなし、と思えば、素直に謝ることができそうに思えてきませんか。悪いと思ったら謝る、当たり前のことですもんね。

■彼に上手に謝らせる方法
でも、悪いのは自分だけじゃないってこともありますよね。私が謝ってるのに奴は謝らないなんて、不公平。それはそれでまた別のケンカの火種にもなりそうです。
しかし、このようなとき男子の頭の中は「俺は絶対正しい!」しか存在しないらしいのです。これは物事を正しいか否かで判断する男性脳の特徴のためなんだそう。
たとえば、仕事が長引いてデートに遅れて来た彼。

男:お待たせー。悪い悪い。
女:この間も待たされたのに、また!?
男:しょうがないだろ、仕事だったんだから!
女:一言謝れば済む話でしょ?
男:だから悪いって言っただろ! なんで俺が謝らなきゃならないんだよ!


あるある、こんなやり取り。なんで俺がって、遅れてきたからでしょうよ。
しかし、この時男子の頭の中は、仕事を優先させるのが正義→ “正しいこと”をしているのに、なぜ謝らなければならないのか理解できない、という図式になっているらしいのです。
はぁ…論点そのものが違うんですね。こんなとき、ムリに彼の方から謝らせようとするのは諦めた方が良さそうです。

■誤らせるのではなく、誘導する
その代わりと言っちゃなんですが、相手から謝罪の言葉を引き出すテクニックを一つご紹介。
先ほどのカップルの会話の続きをみてみましょう。

女:さっきは怒ってごめんね。連絡もなく遅れてきたから、何かあったんじゃないかって心配してたんだよ。
男:それについては、謝るよ。ごめん。


こんな感じで、先に謝ったうえで「自分はこう思っていたんだ」と伝えることで、やんわりプレッシャーをかけることができるそう。すると彼も、心配をかけた事実に対しては謝ってくれるんじゃないでしょうか。これで少しは気分も晴れますね。

意見の衝突も、ときには大事なコミュニケーション。とは言え、男女のケンカなんて犬だって食いません。先に謝って楽になるか。責任の所在をとことん追及するべきか。ケースバイケースなのはわかっているけど、結局のところどちらがいいのでしょうか。誰か教えてください!

(文=石村佐和子)

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