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好きな人から連絡がない…「嫌われ不安」から脱却するには?

ココロニプロロ / 2021年7月24日 11時15分

好きな人から連絡がない…「嫌われ不安」から脱却するには?

LINEやメールの返信が来ないと、ものすごく不安になりませんか? 相手にウザがられるのが嫌なので、あえてアクションを起こすのは我慢しますが、内心ドキドキ、半泣きで忠犬ハチ公のように返信を待ち続けます。
メールの着信音が鳴れば、大慌てで携帯をチェック。届いたものがメールマガジンだったりすると、必要以上に気落ちし、それが普段散々お世話になっているマックのクーポンであっても、携帯を投げつけて地団駄を踏みたくなってしまいます。

嫌われ不安
好きな人から連絡がない、というだけで、心は大きく揺らぎます。「気づかないうちに、何か相手を傷つけるようなことをしてしまったのかしら」などと心配し、嫌われる要因がないか、これまでの送信内容をくまなくチェック。どうしても相手の気持ちを知りたくて、右往左往。

しかし、相手からすると、そんな心配は大変心外なようです。というのも、本当にただ単に仕事が忙しかっただけ、とか、受け取ったLINEが返信するまでもない内容であったり、送信したつもりがエラーになっていたことに気づかなかった、というケースがほとんどだからです。嫌われた? という心配の多くは、杞憂に過ぎないということがわかります。

これは、「好き=いつでもつながっていたい」という図式に固執した結果なのではないか、と思うのです。携帯が普及し、いつでも誰とでもつながることが可能になった昨今、「連絡が来ない=嫌いになった」というステレオタイプな考え方が一般的になってきたように思います。

必ずしも自分と同じとは限らない…
相手の状況を知ることができれば(仕事が忙しいとか、携帯の調子が悪いとか)、少しは気が楽になるのでしょうが、自分も含めて、ちょっと単純すぎるかな? と思うのです。冷静に考えれば、人を好きになる気持ちと、連絡を取れるかどうかの都合は、まったく別物だと気がつくはずです。

自分だったらすぐに返信をするのに…という考え方も、嫌われ不安の原因のひとつ。自分がこうだから相手も同じ、と考えるのはごく一般的なことで、心理学的には「投影」という言葉で説明されるそうです。
幼少からの「自分がされて嫌なことは、相手にもしない」という教育も、少しは影響しているかもしれませんね。その結果、「連絡が来ないのは自分が至らないせい」と自分自身を追い詰め、未来に不安しか持てなくなる危険性すらあります。

でも、自分は自分、相手は相手。人はそれぞれ、いろいろな都合と考え方で行動しています。必ずしも自分と同じとは限らない…ということを、常に頭に置いておく必要があります。
頭ではわかってても、不安は心のどこかで増殖してしまうもの。好きな人から連絡が来なくても、ちょっとくらいの間、どーんと構えていられる心の強さと、自信を積み上げていきたいものです。

(文=石村佐和子)

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