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「空気を読むこと」だけが気遣いではない…本当の大人の気遣いとは?

ココロニプロロ / 2021年7月27日 11時15分

「空気を読むこと」だけが気遣いではない…本当の大人の気遣いとは?

空気読みは対人スキルとして大変重要ですよね。「あなたは空気読めてる?」みたいなおもしろ診断がweb上で無料でできたりして、世の関心はかなり高いと思います。場の雰囲気や相手の考えていることを、いちいち言葉にせずともちゃんと読み取り、はみ出さずに同調することのできる人間が評価される昨今。逆にそれができないとKYと言われ、呆れられたり陰で笑われちゃうわけです。

■周囲に気づかいを欠かさない
でもこれって、思いやり深く、周囲に気づかいを欠かさない日本人ならではの、すごい技術だと思うんです。それだけに、気が利きすぎて間が抜けた、という失敗をした人も少なくないはず。空気を読もうと必死になり、逆に周囲をハラハラさせていることに気づかない人を見ると、あーあ、と思う反面、自分も同じではないかと気になったりもします。

付和雷同、といえば聞こえは悪いですが、私はこの言葉が結構好きです。周囲の意思や雰囲気を大切にする、心優しい人を指す言葉のように思えます。
たとえば女子が数人集まると、ついつい人の噂話や陰口が始まってしまったことってないでしょうか。そんなときに、うんうん、とみんなの話をニコニコ聞き「そうだよね! わかるー」と相槌を打ちながら、適当なところでスッと他の話題にシフトしてくれる人がいたりすると、心から感心してしまいます。

陰口は良くないなんて、みんな分かっていてやっていること。親しい人にしゃべることでストレス発散になるならいいじゃない、と受け止めつつ、エスカレートする前に話題を変えて、雰囲気を保つ…かっこいいじゃないですか! これぞオトナの気づかいだと思います。

■みんなのことを考えた言動ができ
そのような人は、前出の「空気を読もうとして、逆に周りを緊張させる」タイプにも寛大です。場を盛り上げようと必要以上に頑張ってしまったり、相槌を打とうとして余計な一言を言ってしまい、相手の神経を逆撫でしてしまうなど、どうも間が悪い「悪気はないけど困ったちゃん」がいても、少々顔を引きつらせながらも決して否定しない。その場は軽く受け流すことを心得ているんですね。

こんな人を見るにつけ、まるで大河のような心の持ち主だ! と尊敬してしまいます。深く水量が多い川ほど、流れは穏やかに見えるように、心の中にはいろいろな思いや数々の経験が豊かに詰まっているのでしょう。だからこそ、良いことも悪いことも飲み下して、みんなのことを考えた言動ができるのではないかと思うのです。川だけに、多少のことは水に流す…なんて、おかしなオチがついちゃいましたね。どうもスミマセン。

■最後に
さておき、集団の中でさりげない気づかいができる人とは、ただ空気を読んだり場を盛り上げたり、一人ひとりに細やかに気を配るだけじゃなく、全体の良い雰囲気を保てる人といえるのではないでしょうか。
合コンなどに出席すると、失敗を恐れるがゆえに場の空気を読みすぎて、ただニコニコするしかできない私。ある程度酒が回ってくるまでオドオドしっぱなしですが、いつかはシラフでも周りのことを考えられるような余裕を持ちたいものです。

(文=石村佐和子)

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