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別れた彼を忘れられない… 不完全燃焼な気持ちを消化させるには?

ココロニプロロ / 2021年8月13日 11時15分

別れた彼を忘れられない… 不完全燃焼な気持ちを消化させるには?

別れた彼を忘れられない…これってつらいですよね。何をしていても、心のどこかに小さなトゲが刺さったまま、時々うずくようにチクチク痛むんです。元カレとの楽しかった時間を思い出すだけで涙が止まらなかったり、何もする気にならないなど、前に進めない自分に途方に暮れた経験をした方も、多いのではないでしょうか。

■刺さったままのトゲはぬけないまま…
別れた直後は「仕方がない! 次行け次!」と割り切ったつもりでも、時間が経つごとにじわじわと元カレの幻影に蝕まれていくパターンもあります。これが、意外と厄介。思い出の写真も、大切にしていたプレゼントも全部捨てて、自分磨きに励み、ヤツを見返すくらいキレイになっても。
仕事に没頭して大成功しても、新しい素敵な恋人をゲットしても、心のトゲは刺さったままなので、満たされない。この場合、たいてい自分でも原因がわかりませんから、周囲に相談することもできず、いつまでもこのチクチクした感じを抱えたままとなります。このチクチクは何だろう、と悶々と考え抜いた結果、あの頃の自分は輝いていた、やっぱり元カレでなきゃダメだったんだ!などと思いつめてしまったり。

■手元に残るのは、後悔と悲しみ
ちなみに、こうした「元カレへの未練」を、心理学では「執着」というそうです。大切な人やモノを失った事実を、受け入れられない状態を指すといいます。彼の存在と、幸せだった時間を失い、手元に残ったのは「あのとき、ああすれば良かった」という後悔と、「自分を受け入れてもらえなかった」という悲しみ。
失恋を経験した人なら、多かれ少なかれ、こんな感情を抱いたことがあると思います。この後悔と悲しみが大きければ大きいほど、もう一度やり直したい、とか忘れられない、などの執着が激しくなるようです。

■最後に
確かに、不完全燃焼で終わった恋って、いつまでも心に残りますよね。もやもやした感情を心の中に密閉しているうちに、爆発でもしたら…って、不穏な空気を感じてしまいます。
恋愛に限らず、過去の出来事に反省も後悔もない私は、図太さという点でもしかしたらある意味得しているのかもしれません。その分、同じ失敗を繰り返しがちではあるのですが。

過去の恋を、「もう済んだこと」ときれいさっぱり忘れることができれば一番簡単なのでしょうが、そうもいかないのがヒトのサガ。どうしても忘れられない、今でも彼を愛している…という確信があれば、復縁を目指してもう一度ぶつかってみるのも良いのかもしれません。そのときは、あの頃のふたりとはまったく違う新しい関係を築いて、完全燃焼の恋ができるといいですね!

(文=石村佐和子)

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