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「仕事ではまだまだ未熟、婚活では嫁き遅れ、つらいです」雨宮まみの“穴の底でお待ちしています” 第35回

ココロニプロロ / 2016年5月12日 12時45分

その自信って「自分には才能がある」という自信じゃなくてもいいんですよ。「私はなんとか、この分野で◯年やってきたんだなぁ、たいしたもんだなぁ」でもいいし、「こういう作業は本当に好きだなぁ」とか、心から仕事を楽しめる瞬間があった、ということでもいい。たいしたことじゃなくても、過大評価でも過小評価でもない、思い出すと少しだけ「自分はまるっきりダメじゃないよね」と思えるような、そういうことでいいんです。

才能のある人に好きになってもらえたら、そりゃものすごい自己肯定感があると思います。それを求める人生も否定はしません。でも、万が一、得られても失ってしまうこともあると想像すると、最低限の自信だけは自分で持っていてほしいんです。人の才能は人の才能、絶対に自分のものにはなりませんから、せめて「仕事ではまだまだ未熟、婚活では嫁き遅れ」なんて言わない程度の自信は持ってください。MACCOさんは仕事ではまだまだこれから、婚活市場ではどうだか知らないけど恋愛だって全然できる年齢です。

あと、好きな人なのに見下し気味の発言が多いのも気になりました。無意識のうちに、MACCOさんは自分でもオトせそうな程度のレベルで才能のある人、っていう安全パイを選んだつもりだったのに、それがうまくいかなかったから絶望的な気持ちになってしまっただけではないでしょうか。

これはこれ、次の恋愛は次の恋愛で別ものです。次の恋愛は、相手と自分を比べて、どっちが上かとか下かとか、考えずにいられたらいいですね。

みなさまの愚痴を、雨宮まみが「穴の底」にてお待ちしております。長文大歓迎!
恋愛相手の愚痴も、職場環境にまつわる愚痴も、誰にも言えない愚痴も、「スポーツジムのおじさんの汗がキモイ…」みたいなしょうもない愚痴も、なんでもござれ。大なり小なり吐き出して気を楽にしませんか?
「どうしたらいいでしょう?」のような相談は受け付けておりません。ごめんなさい。
愚痴投稿はこちらから

雨宮まみ(あまみやまみ) ライター。アダルト雑誌の編集を経て、フリーライターに。女性の自意識との葛藤や生きづらさなどについて幅広く執筆。女性性とうまくつきあえなかった頃を描いた自伝的エッセイ女子をこじらせて (幻冬舎文庫)出版後、「こじらせ女子」がブームとなる。他の著書に対談集『だって、女子だもん!!』(ポット出版)、『ずっと独身でいるつもり?』(KKベストセラーズ)、『女の子よ銃を取れ』(平凡社)、『タカラヅカ・ハンドブック』(新潮社)など。

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