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満月の夜だけ開くレストランで、”手放す”ためのディナーを【恋占ニュース】

ココロニプロロ / 2016年8月28日 10時15分

満月の夜だけ開くレストランで、”手放す”ためのディナーを【恋占ニュース】

満月には「達成」「成就」という意味がありますね。月の引力が満ちる日は、潮の満ち引きも大きくなり、不要なものを手放すのにいいとも言われます。余計なものが削ぎ落とされて、浄化されるときです。

東京に、そんな満月の夜にだけ開くレストランがあります。場所は青山の『MAGRITTE WITH DADA(マグリット・ウィズ・ダダ)』。普段はウェディングやパーティ、展示会など様々なイベントが開催されるスペースですが、毎月1度、満月の夜だけは『THE FULL MOON DINNER』と呼ばれるレストランに様変わりします。

全てが「月」の特別な夜

外苑前の駅から歩いて数分。都会の喧騒が薄れる路地に、その場所はありました。

扉を開けると、グッと大人な空間が。流れるのは落ち着いたジャズ。白を貴重にした内装がオシャレな室内には、ゆったりとテーブルが並びます。客層は女性が多め。大人の女子会にはぴったりかもしれません。ちなみに筆者は女ひとりで参加。

間もなくコースが始まります。そこで出されるのは、すべてが月をテーマにした料理たち。上から見ると満月のようなスープ、満潮の砂浜と海面の月をイメージしたメインディッシュ、月の形のデザート…どれもが見ただけで嬉しくなるものばかり。もちろん、味も絶品です。

ドリンクにもフルムーンの名前が。輪切りのレモンのお月様が浮かんでいます。眺めているだけで気が安らぐよう。女ひとりでも気兼ねなくくつろげます。

さらに全てが満月の浄化のパワーをイメージして、玄米、生姜、ベリー、レモン…デトックス効果のある食材が散りばめられています。お水もデトックスウォーター。飲み干すと体内がスッキリします。

食事の合間にはジャズピアノと歌の生演奏も。曲はもちろん、『ムーン・リバー』や『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』など、月にまつわるラインナップ。あちらこちらに「月」を見つけるのも、また楽しい。そんな時間なのです。

たとえば、失恋したときに訪れたいレストラン

食事の最後には、紙とペンが。ここに、この日に自分が「手放したいこと」を書いて、帰りに入口のゴミ箱に捨ててしまうのだとか。

忘れたい恋、ダメな自分…何でも書いてOK。失恋したときに訪れたら、贅沢な食事を楽しんで全てを捨て去れそう。気分よろしく帰路に着くことができます。もちろん、雰囲気は抜群にロマンティックなのでカップルで訪れるのもオススメ。

日頃は様々なイベントをプロデュースする面々が、この日はウェイター役を務めます。もてなしのプロが、月に1度の特別感も手伝って、心を込めて接客してくれるのも魅力。この日は生憎の雨で満月が見えないから…と、支配人が壁面に月を投影してくれたり。

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