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【鈴木蘭々の開運旅行術】vol.7 占いは夜道を照らす星明かり!一歩踏み出す勇気が欲しい時にこそ使いたい

ココロニプロロ / 2016年9月30日 10時20分

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【鈴木蘭々の開運旅行術】vol.7 占いは夜道を照らす星明かり!一歩踏み出す勇気が欲しい時にこそ使いたい

10代でデビューしドラマやバラエティ番組で大ブレイク、明るく元気なキャラクターで知られる鈴木蘭々さん。40代を迎えてなお、変わらない美しさ&かわいさを見せる彼女は、最近ではタレント業の傍ら、実業家としても活躍しているのだとか。さらに実は占いも好きで「九星気学」を勉強中とのこと。

一方で結婚はまだしておらず、恋愛もこのところまったく縁がないという蘭々さん(こんなにキレイなのに!)が今回、東洋占術を中心に様々な占いを研究する重鎮・小野十傳先生の導きによって恋愛運UPの旅に出ることに!蘭々さんの性格や恋愛傾向を読み解いた上で、歴史ある占術「奇門遁甲(きもんとんこう)」を用いて行く先やスケジュールを決める…その過程を一部始終レポートします。

【第7回】占いは夜道を照らす星明かり!一歩踏み出す勇気が欲しい時にこそ使いたい

蘭々さんと小野先生の対談はついに最終回。さっきまで細胞のことを話していたはずが、トークテーマはいつの間にか“気”のことへ、そして…。今回もディープなお話盛りだくさんでお届けします。

鈴木蘭々
数年前に化粧品ブランドを立ち上げ、その経営に邁進しつつ、大好きな旅行や猫との生活を楽しむ日々。機会があったら結婚したいけど、無理にしなくても…というスタンス。

小野十傳
著名人の信頼も篤い東洋占いの巨匠。主な占術は六壬天将星占術、安倍晴明占術、四柱推命、姓名判断など。今回は奇門遁甲で恋愛運&美容運UPをサポート。 人間以外の動物は死が怖くない?

小野先生:“気”と言えば、蛙ってヘビに見つめられると固まるでしょ。それから蛾はヤモリと出会うと、やっぱり固まってしまいます。逃げればいいのに動けなくなるみたいで、パクッと食べられる。あれは何かすごい“気”のようなものが出てるんだろうなと思います。

蘭々さん:そういうのはあるかもしれませんね。

小野先生:獣医さんから聞いたのですが、動物はもうこれで終わりだと感じると、すぐ死に逃げるそうです。人間以外はみんな、死への恐怖がないのでパッと意識を失うらしいですよ。人は死が怖いから苦しむんですけど。

蘭々さん:生きることに執着するのが人間なんですね。

小野先生:そう。人間の世界では、昔から死が一番悪いもの、怖いものと決まっているから、どうしても意識するんですよね。これまでいろんな人の生年月日を観てきましたが、みなさん、本当にダメになるところまで、なんとか生きてるなと感じています。そして、命の絆がストンと切れた時に終わりが来ます。

蘭々さん:へぇー。ストンと。

蘭々さん:いつも思うんですけど、そういう生命の図式みたいなものを漢字や何かで表現した人達ってすごいですよね。文字に残して、しかも今でもそれが残ってるって…。
長い時間をかけて、諦めずに練り上げてきた人たちがいると考えると本当にありがたくなります。私、『北斗の拳』が大好きなのですが、ああいう一子相伝的なものに触れるとキュンとしちゃう(笑)。

編集部:蘭々さんも、占いを教わってる先生から受け継ぐ予定があるんですか?

蘭々さん:いえ、私はライトに占いを楽しんでいるだけで鑑定士になるつもりはありません。同じ教室には鑑定士を目指してる方もいるけど、私の場合は、自分が引っ越したり旅行したりする時に使えればいいかなと思っています。
あとは、易や九星を知ってると年配の方と会話が盛り上がって楽しいので、知識として身につけている部分もあります。

――占いは飽くまでも人生を楽しむためのエッセンスというスタンスの蘭々さん。だからこそ、学問としてその歴史や背景を知ることに魅力を感じるのかもしれませんね。
それにしても、動物は死が怖くないとは。ちょっとうらやましいような、概念すらも知らないのは気の毒なような…。

占いで余命も読み解ける?

小野先生:先ほどの話に戻りますが、「断易」では死についても、かなり細かい日にちまで読み解くことができます。私の父が亡くなった時も、だいたいの余命がわかっていたので、本人にそう伝えて遺言を残してもらいました。

蘭々さん:亡くなるタイミングもわかるんですか?

小野先生:ええ。怖いですよね。怖いし悲しいんですけど、占いが当たったこと自体はうれしくて、とても複雑な気持ちでした。

編集部:でも、あとどのくらい生きられるのかわかったら、逆算して余命をどう過ごしてもらうかを調整できるから、残された家族にとってはいいかもしれませんね。

小野先生:そうですね。以前、余命わずかと言われていた方のご家族に、相続の問題があるから少しでも長く生きられる方法を教えてほしいと相談されたことがありました。

蘭々さん:そんな相談も来るんですね?

小野先生:はい。その時は「奇門遁甲」で“死の方位”を刺激する方法を用いたら、予定よりも3ヶ月くらい長生きしました。ずっと入院してたのに、一時はかなり元気になって退院したんですよ。

蘭々さん:すごーい!

小野先生:私自身も、自分がいつ頃まで生きるかがわかっているので、計画を立てて頑張らなくちゃと思っています。

蘭々さん:先生の一番の頑張り時はいつなんですか?

小野先生:75~6歳まで生きる予定なので、残りは十数年ですね。気力が続くのはあと4年くらいだから、その間にできることをちゃんとやらなきゃなと。

蘭々さん:そんなにあっさり…。

小野先生:思い残すことはあんまりないんですよ。欲しいものも何もないし。でも、お棺に入れと言われたらうろたえるでしょうね(笑)。

――余命がわかるって、周りの人にとってはいいけれど、本人的には相当怖いことですよね。小野先生のようにあっけらかんと話せるようになるには、かなりの精神鍛錬が必要なのではないでしょうか。 いくつになってもお洒落でいたい

――話は再び、蘭々さんの化粧品のことへ。

編集部:ここまで伺ってきて、蘭々さんの好奇心や探究心の強さに驚くばかりですが、手がけてらっしゃる化粧品にも学ばれた知識がたっぷり詰め込まれていそうですね。

蘭々さん:そうですね。アルプスに咲く希少な植物の幹細胞エキスと、火傷治療でも使われるEGFという成分を豊富に配合しました。分子を細かくする技術を入れたり、フリーズドライにする技術を入れたりもしています。

小野先生:ずいぶんこだわって作ってるんですね。何歳くらいの人向けのものですか?

蘭々さん:40代から60代くらいの女性がメインかな。結構シワが伸びますよ。

小野先生:80代の女性が使っても大丈夫ですか?

蘭々さん:もちろんです。

小野先生:私の母がお洒落でね、ちょっとそこまで出かけるだけでも赤い口紅を塗るんですよ。

蘭々さん:そういう美意識、大事だと思います!

小野先生:日本だと、70代・80代向けの服や化粧品ってなかなか見つからないんですよね。だから少し高くてもいいから海外旅行をした時に買うって言ってます。

蘭々さん:欧米のおばあさんはお洒落な人、多いですもんね。

小野先生:日本だと年を取った人がお洒落すると「いい年して」と言われるし、そもそもあんまり選択肢がないから。

蘭々さん:確かに…。

編集部:そう考えると、いくつになっても使える化粧品は魅力的ですね。

蘭々さん:本当にお肌のことを考えて作ってるから、一度使った方は気に入ってリピートしてくれます。ただ、大量生産できない分、お手頃価格というわけにはいかないので、今度はもう少し手軽に試せる価格帯のものも作る予定です。

編集部:それなら、初めての人や若い人も安心して使えますね。

――化粧品開発に先だって、解剖生理学や遺伝子工学を学んだという蘭々さん。豊富な知識に基づく美容トークに、小野先生もスタッフも興味津々です。

歴史ある占いも時代によって進化する

小野先生:高いものは男に買わせればいいですよ。私の年齢でも、女性に欲しいって言われたら、つい買っちゃいますからね(笑)。

蘭々さん:そうなんですか?

小野先生:ええ。ねだられるのがうれしいんです。クリスマス前なんかね、宝石屋さんに行っていくつもアクセサリーを買って、みんなにあげたくなっちゃう。

編集部:それ、クラブの女の子へのプレゼントですよね?

小野先生:バレたか(笑)。

蘭々さん:先生、感覚がお若いですね(笑)。

小野先生:いろんなことを知らないと、世の中の流れについていけなくなるから、たまに遊びに行きます。

編集部:そう言えば先生、以前、占いの中身も時代によって変わってくるって仰ってましたよね?

小野先生:そうそう。昭和の初め頃に書かれた占いの本を見ると、適職の欄に「ボイラー技士」と書いてあったりするんです。
火の象意の仕事で、資格を取るといいってところから出てきたようなのですが、今の人にとっては、ボイラー技士がどんな仕事なのかもよくわからないですよね。

蘭々さん:イメージが湧かないですね。

小野先生:でしょ?それから、例えば「出世」と書くと、教室に来る生徒さんが「僕は出世願望がない」なんて言うので、私は「メジャー」という言葉を使ったりしています。古臭い言葉ばかり使ってると、理解してもらえなくなるんです。

――占い界のレジェンドでありながら、トレンドを押さえ若者文化をどんどん取り入れていく小野先生。その若々しい思考やチャレンジ精神には頭が上がりません。

占いは夜道を照らす星明かり

小野先生:あとはね、「運命学」というものがあるんですけど、私は占いをする上でこれを大切にしています。
運命学は人の一生や年回りの傾向を見るものなのですが、隣人はケンカし合うものだ、みんなに嫌われて友達を失くすのは当たり前だ、みたいな独特な考え方なんです(笑)。

編集部:運命学の本で女性についての記述を読むと、今ならセクハラと言われそうなことが書かれていたりもしますよね?

小野先生:ええ。でも、男性と女性は本質的に違うものですから区別は必要だと思います。差別ではなくてね。
「四柱推命」や「奇門遁甲」の方位は、飽くまで自分の心構えと行動の問題です。一方、運命学は人間とはどういう存在か?を教えてくれるもの。最終的に物事を決断する時には、運命学が役に立つんですよ。

蘭々さん:運命学かぁ。占いって…確かにそういう存在ですよね。
この間、ニューカレドニアに行ったって話をしましたけど、そこで夜、コテージから出てみたんです。そうしたら灯りが一切なくて、本当に真っ暗で何も見えない中、波の音だけが聞こえて怖くて。星明りがなければ一歩も前に進めないなと実感したんです。
それと同じで未来のことって全然わからないし、こういうふうになったらいいなと想像することはできても、基本、明日のことだってわからないじゃないですか。そんな中、一歩前に踏み出すには、何か背中を押してくれるものが必要だなと思います。

小野先生:自分の経験や勘だけで世の中を渡っていくのって、なかなか厳しいですからね。統計学でもいいし心理学でもいいけど、信じたものを支えにするのは大事なことかもしれません。
私の所に相談に来る人は、恋愛で悩んでいる方は意外と少ないんです。ビジネスマンが来ることが多いのですが、成功する人は占いの結果を信じて、言ったことをしっかり守りますね。そして、いろいろなものに手を出すどっちつかずの人は成功しません(笑)。

蘭々さん:なるほど。じゃあ私も、小野先生の「奇門遁甲」だけ信じて旅行してきます。

小野先生:ぜひお願いします。

蘭々さん:それにしても…仕事をしてると日々、いろんな人に会うじゃないですか。今回、先生にお会いできたのも、地球上に暮らす人、70億分の1の確率なんだなと思うと、すごいな、不思議だなって。

編集部:そういうふうに考えられるのって素敵ですね。

小野先生:私に会って「しまった!」と思わないでいてくれるとうれしいんですが…(笑)。

蘭々さん:そんなことないですよ。この出会いにとても感謝しています。

小野先生:よかった!

蘭々さん:面白いお話をたくさん聞かせていただき、ありがとうございました。

小野先生:こちらこそありがとうございました。気をつけて行ってらっしゃい。

蘭々さん:行ってきます!

――ダンディーでお茶目な小野先生と、知的でかわいい蘭々さんの対談は、残念ながらこれにて終了です。正直、もっと聞いていたかった…。この後、いよいよ蘭々さんが、小野先生が割り出した恋愛運UPの方位へ旅立ちます。

次回予告
蘭々さんが1泊2日の秩父旅行へ。旅の途中で見たもの、感じたものをレポートします。ここでしか見られない貴重なプライベートショットも! 監修者紹介

小野十傳
天文占術研究家。占い教室十傳スクール主宰。
四柱推命・古典鬼谷易・奇門遁甲・手相人相・姓名判断・インド天文占術など、東洋占術を中心に、さまざまな占いを研究し、テレビや雑誌、Webなどで活躍。

鈴木蘭々
1975年東京生まれ。
1989年に第1回ミスチャンピオン・準グランプリを獲得。CMや表紙モデルで活躍し、1992年に岩井俊二監督作品の「ゴーストスープ」でドラマデビュー、1995年には歌手デビューを果たす。その後も舞台やドラマ出演などを中心に活動し、2013年で芸能生活25周年を迎えた。現在は芸能活動だけでなく、自身が手掛ける基礎化粧品ブランド「NARIA COSMETICS」を立ち上げるなど、さらに幅広く活躍している。

■オフィシャルブログ:「Lan Lan World」

NARIA COSMETICS

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