あなたは遠距離恋愛に向くタイプ？心理学でわかる遠恋の“向き不向き”傾向

気軽に会えない。デートするには時間もお金もかかる。いざ付き合っても、身近な誰かに奪われてしまうんじゃないかと心配…。
などなど、遠距離恋愛は不安要素がたくさんありますよね。

実は、遠距離でもきちんと絆を築けるカップルとそうでないカップルとでは、ある部分のメカニズムが違うんです。
今回はその点を、心理学の観点から徹底分析しちゃいます！

◆「対人魅力」について

イケメンはその容姿によって人の心を捉えるけれど、イケメンじゃなくてもフレッシュで優しい人柄を感じられる男性は魅力的です。
面白いトークができる人は大勢の注意を惹きつけますが、じっくりしっかり話ができる人にも多くの人が好意を寄せるでしょう。

こういった第三者に興味を持たせる魅力のことを、心理学用語では「対人魅力」といいます。
この「対人魅力」を常に高くキープし続けることができれば、距離が離れていてもラブラブでいられるというわけです。

魅力を感じる心理は、4つの要因によって化学反応のように発生します。
ではその要因を、それぞれ解説していきましょう。

◎環境的要因

お互いに会う回数が多いと、言葉を交わす場面も多くなり、結果的に好意が生まれやすくなります。
日常会話や挨拶などの単純接触による好意の高まりは、社会心理学的に誰でも多少は起こりうるもので、人によっては恋愛の域まで高まることも。

◎外貌的要因

きれいな容姿、整ったスタイル、愛きょうのある表情、ハイセンスなファッションなど、優れた外見だと関心を惹きつけやすくなります。
ただし、外見だけで恋にまで気持ちが膨らむかどうかはその人次第です。

◎生理的要因

初めての場所や状況で孤独感にさいなまれていると、強い不安を緩和してくれるような存在に好意を抱きやすくなります。
つらい時に優しくしてくれる人にはグッときちゃいますよね。依存性のある性格や気質の人だと、特にこの要因の影響を受けやすいでしょう。

◎性格的要因

趣味や価値観を共有できると、自分の発言に対して支持を示してくれるため、心が通いやすくなります。
この要因で高まった対人魅力は、心の結び付きがしっかりする分、衰えにくいのです。

◆遠距離が不向きな人は？

好きになる相手には当然魅力を感じています。でも、どんな要因で生まれた魅力なのかによって、その想いが距離に負けないほど強いか、そうでもないかという違いが出ます。

「環境的要因」で生まれた好意が愛情に発展し、お付き合いに至りやすい人の場合、身近にいる魅力的な人に関心が移りやすくなります。