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「女の敵は女」じゃない!? ジェーン・スーが映画『マギース・プラン幸せのあとしまつ』を語る!

ココロニプロロ / 2017年1月20日 19時5分

『マギース・プラン幸せのあとしまつ』の中でジェーンさんのお気に入りの台詞は、前妻ジョーゼットの「私は夫を奪われた悲劇の妻でいるつもりはないわ」。そして元夫ジョンに対する「あなた、いつまでも被害者面でいるつもり?」なのだそう。

「彼女は絶対に人生の脇役にならないんですよね。自分の人生の主人公になるってことに徹底的にこだわっている。これは私たちが自分の人生を進めていくうえで、すごく大事なことだと思うんですよ」とジェーンさん。

SNSで手軽に発信できるようになった今は、誰もが「人生の主人公=自分」だと感じやすい時代ですが、それは自分でつかみ取ったものではなく、人の手によって作られたもの。
一方、ジョーゼットは「自分の人生の主人公は自分である」ということに対しての意識が、人一倍強い女性です。

なんとなく周りに流されてるな…と感じている女性は、本当に自分らしく生きるためにもジョーゼットの生き様に学び、ここらで一度、自分の在り方を見直してみるといいかもしれません。

■正直になるのは難しくてみっともない

なお、ジェーンさんは人から「この映画ってどんな話?」と聞かれたら何て答えようと考え、「大人が正直になるのってすごい難しくてみっともないけど、いいことだなっていうのがわかる話」と結論づけたそうです。

大人になると、どうしても建て前論が強固になり、本音は後回しになりがちですが、この作品の登場人物たちは「自分に正直でいたい」と願い、実際に正直であろうとします。

「いろいろなことに辻褄が合わないのを我慢するのが大人」であり、もし常に正直でい続けようといしたら、私たちは今、手にしているものを全て失ってしまうかもしれません。
それでも、建て前ばかりで生きていたら息苦しくなってしまうし、心も失ってしまう…。

そんなギリギリのところで生きているはずの大人たちが、正直に本音を語る。そのことが「この映画を面白くしてる大きな要因の一つ」とジェーンさんは語ります。

正直であるのは「大人にとって難しいタスク」ですが、自分らしさを保つためには大切なこと。
みなさんもこの作品を通して、「自分に正直でいる」ってどういうことか、「自分らしい生き方」とは何かを改めて考えてみてはいかがでしょうか。

【STORY】
NYの大学で働くマギーは、文化人類学者・ジョンと出会い、恋に落ちる。彼の妻ジョーゼットは教授として働くバリバリのキャリア。家庭を顧みない妻に疲れ果てたジョンは離婚を決意、自分の小説を好きだと言ってくれるマギーと再婚する。
数年後――娘も授かり幸せに見えた2人だが、仕事も辞め小説家の夢を追い続けるジョンとの結婚生活に不安を感じるマギー。一方、忙しいジョーゼットの子供たちの面倒を見るうち彼女とも親しくなり、彼女が“鬼嫁”ではなく知的で魅力的で、今でもジョンを深く愛していると気づく。ジョンはジョーゼットと一緒にいたほうが、きっと幸せになれる…そう思ったマギーは【夫を前妻に返す】という、とんでもない計画を思いつく―。

1月21日(土)より全国ロードショー
監督・脚本:レベッカ・ミラー
出演:グレタ・ガーウィグ、イーサン・ホーク、ジュリアン・ムーア、他
配給:松竹
(C)2015 Lily Harding Pictures, LLC All Rights Reserved.

公式サイト:『マギーズ・プラン-幸せのあとしまつ-』

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