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失恋の哀しみを乗り越える心理学…「踏み出す一歩」となる行動とは?

ココロニプロロ / 2017年1月21日 18時30分

失恋の哀しみを乗り越える心理学…「踏み出す一歩」となる行動とは?

失恋の哀しみを乗り越える心理学…「踏み出す一歩」となる行動とは?

ジュリア・ロバーツ主演の『ベスト・フレンズ・ウェディング』という映画をご存知でしょうか。

ヒロインのジュリアンは、ある日元カレのマイケルから「大切な話がある」という連絡を受けます。
2人は別れた後も仲良しで、「28歳になってもお互いに独身なら結婚しよう」と言い交わしていました。

もしやプロポーズ?と思いきや、なんと20歳の女子大生と結婚をするという報告だったのです。

◆お付き合いの終わりは喪失感の始まり

ジュリアンにとってマイケルは好きでたまらない相手ではなく、「なんとなくいつも心の中にいる思い出の彼」という存在でした。

そんな元カレが結婚すると聞いて、「思い出」自体が消えてしまうように感じたのでしょう。
ジュリアンは結婚を阻止しようと躍起になりますが、結局は現実を受け入れるしかないのだと、哀しみながらも理解します。

付き合っていない相手でも喪失感があるわけですから、本気の恋を失った時の苦しみはそれ以上です。
今回は人の心が哀しみをどう受け入れるのか、という観点から、乗り越えるための重要な一歩がどこにあるかを解説しちゃいます!

◆喪失の受容にはプロセスがある

別れてすぐ相手を忘れられる人は、そうそういません。
たいがいは段階を追って、ゆっくりと別れを受け入れていきますよね。

このような喪失の受容は、心理学的に5つの段階があります。

1)否認
2)怒り
3)取引
4)抑うつ
5)受容

まずは、現実を受け入れたくないという「否認」です。
続いて「どうしてこんな目にあうんだ!」と、納得がいなくてもんもんする「怒り」状態になります。

さらに「努力不足だったんじゃないか」「正しい努力をすれば別れを回避できるんじゃないか」と、なんとか状況をくつがえそうとする「取引」に移行します。

そうして、そんな方法はないという現実を前に深い絶望感にみまわれる「抑うつ」に入るんですね。
ここでようやく、「別れを受け入れるしかない」という受容の境地に至るのです。

◆取引を放棄する勇気

失恋を乗り越えるにあたり、一番のポイントとなるのは「取引」のプロセスです。

この段階にいる時には、お互いに納得するための話し合いならば行うといいとと思います。
でも中には、別れを否定したくて暴走行動に出てしまう人もいます。

泣きわめいて相手や周りの人に迷惑をかけたり、第三者を巻き込んで無意味な駆け引きをしたり、肉体関係を通して愛情があると思いこもうとしたり。

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