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愛人と鉢合わせした妻は怒ったら負け!?~映画『二重生活』トークイベント【恋占ニュース】

ココロニプロロ / 2015年1月27日 14時15分

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愛人と鉢合わせした妻は怒ったら負け!?

幸せになりたい。それは全ての人に共通する願いではないでしょうか。
でも、「あなたにとって幸せって何?」と聞かれたら、ちょっと答えに詰まってしまいますよね。

好きな人と付き合えたら幸福なのか。結婚できたら?子どもができたら?それともお金持ちになれたら…?

1月24日にスタートした中国映画『二重生活』の主人公ヨンチャオは、事業に成功し、温かい家庭にも恵まれた、傍目には順風満帆な日々を送るミドルクラスの男性。
妻子のほかに愛人とその子どもがいる“二重生活”を送りつつ、女子大生との一夜不倫も楽しむという、とんでもない男でもあります。

でも、何もかも手に入れているように見えながら、いつも心ここにあらず。地に足がついていないお子様のような印象も。
そんなヨンチャオと2人の女たちの日常が、ある事件をきっかけに大きく変化していき…。

【『二重生活』公開記念イベント】

作品の公開を記念して、初日の1月24日、社会学者の宮台真司さんとロウ・イエ監督によるトークイベントが開催されました。

主人公のヨンチャオについて、宮台さんは「僕自身も彼のようにいわゆるヤリチンだったから、かつての自分に重ね合わせて観ていました」と大胆告白。
ロウ監督も「確かに宮台さんは、雰囲気がヨンチャオに似ていますね」と返し、会場中に笑いが湧き起こる中、トークは始まりました。

「ヨンチャオはいろいろな女性と関係を持つけれど、単に性欲過剰なわけではなく、彼自身が今の生活に満たされず、心の空洞を埋めるために次々とセックスを重ねているように感じます」

という宮台さんに、監督は

「彼はずっと何かを探し続けている男なんです。生きる目的を探し、何かに感動したいと思っています。でも、彼が本当に欲しいものはまだ現れていません。探し続けても見つからないから危険な道に走ってしまいました。
ヨンチャオはこれまで一生懸命働いてお金を儲け、とても成功した半生を送ってきました。中国には同じように家を建て、良い家庭を持つミドルクラスの人たちが大勢います。しかし彼らは物質的には満足しながらも、何かしら本当に目指している幸せはつかめずにいます」

物質的には豊かなのに心は常に空虚、不幸ではないけれど幸せでもない。…それは、私たち日本人が日常的に持っているのとよく似た感覚なのかもしれません。

ヨンチャオと妻、そして愛人の三角関係に関しては、宮台さんからこんなコメントが飛び出しました。

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