効果2倍の『二日灸』って?春の冷え症対策にはお灸がベストな理由【恋占ニュース】
ココロニプロロ / 2015年3月12日 10時15分
効果2倍の『二日灸』で春の冷え症対策を
暦文化研究家・景山えりかが、月の満ち欠けをもとにした「旧暦」の取り入れ方をご紹介します。あなたも月の満ち欠けとともに一緒に暦をたしなんでみませんか?
3月20日(金)は新月です。旧暦では2月1日にあたり、「如月(きさらぎ)」を迎えます。
「きさらぎ」の由来は、冬の間じっとしていた草木が息をふきかえし、成長しはじめるという「生更ぎ(きさらぎ)」から転じたものといわれています。また、冬の寒さがぶり返して衣服を更に着るという「衣更着」、春の陽気が更に発達してくる「気更来」など、諸説があります。
なお、2月の異称には、
・梅見月(うめみづき)
・木の芽月(このめづき)
・小草生月(おぐさおいづき)
・令月(れいげつ)
・恵風(けいふう)
などの呼び名があります。
なんにせよ、陽気のいい日が続いていよいよ春本番! 冬の寒さに縮こまっていた体は、からんでいた糸がほぐれていくように、ゆっくりと開いていくときです。
とはいえ、桜の花が咲く頃に寒さが戻ってきてぐっと冷え込む「花冷え」にも要注意なこの時季。春らしい薄着ファッションも体の冷えにつながりますから、冬から引き続き、体をあたためるケアを抜かりなくしておきたいところです。
それでは、いろいろある春の冷え対策のなかで、オススメをご紹介しましょう。それは「お灸」です。というのも、旧暦2月2日にすえるお灸のことを「二日灸」といい、効果が二倍になると伝えられているから。また、一年間無病息災でいられる、災厄から逃れられるなどともいわれています。
日本にはお灸に適したヨモギが多く育ち、ヨモギからつくるモグサの生産が盛んでした。江戸時代には、なんと日本中の全家庭にモグサが常備されるほど普及していたのだとか。そしてプロの鍼灸師にすえてもらうのではなく、親しい者同士でお灸をすえあったそう。なんだか微笑ましい光景ですね。
二日灸をすえたのは、旧暦2月2日のほかに旧暦8月2日の年に二度でした。2月は春の農作業前、8月は秋の収穫前。どちらも体調を万全にしておく必要があります。そのため手軽なお灸で体の調子をととのえておこうという、先人の知恵でもあったのでしょう。
さて、冷えに効くツボの中で、ぜひ試してほしいのは「三陰交」です。その場所は、内くるぶしから指幅4本分上のところ。背中や腰のツボと違って自分ですえられる場所なので、お灸ビギナーでもトライしやすいですよ。さらに三陰交は、冷えだけでなく月経痛など女性特有のトラブルをやわらげ、女性ホルモンをととのえるといわれています。まさに女性にぴったりのツボ。旧暦2月2日(今年は3月21日)は「二日灸」で三陰交をジワジワとせめて、体の内側から女子力アップを目指しましょう。
景山えりか(かげやまえりか) 暦文化研究家、星のティーセラピー(R)レッスン倶楽部主宰旧暦や月の文化に造詣が深く、星や月と親しむ生活を自ら実践。その経験から、自然のリズムに合わせてお茶を楽しむことで、養生やストレスマネジメントにつなげる「星のティーセラピー(R)」を考案。執筆活動やワークショップを通じて、星空とお茶を楽しむ暮らしを提案している。
著書:(講談社)。
ウェブサイト:http://www.cosmic-life.net
Facebook:自然とつながる暮らしかた
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