1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

危険な三角関係にハマる?ほろ苦い恋を学べる「大人の恋愛小説」3選

ココロニプロロ / 2017年5月14日 18時0分

瀬戸内寂聴さんと言えば、ありがたい説法やエッセイを届ける女性の味方、という印象が強いかもしれませんね。今でこそ僧侶の寂聴さんとして知られていますが、その昔は瀬戸内晴美名義の作家でした。

作家デビュー当時、文芸誌の新人賞第一作の『花芯』がポルノ小説であると批判され、作品はスキャンダル小説的な扱いを受ける事態に。
その後、文芸誌からの依頼がなくなり、苦境に陥ったこともあるそう。そしてご本人の男性関係も波乱万丈。お見合い結婚をした夫の教え子と不倫、という過去をお持ちです。

そんな体験をモデルにしたと言われているのが小説『夏の終わり』。厳密に言うと、作中には年上の男&妻、年下の男、自分という四角関係が描かれています。

主人公の知子はバツイチで前夫と子どもがいますが、その離婚の原因になったのは、6歳年下の愛人・涼太。彼は夫の教え子です。

夫の予想通り、涼太とはすぐに別れ、その後に出会った、妻子持ちの売れない作家・慎吾と関係を持って8年。
慎吾は知子が引っ越すたびに転居先にやって来て、妻子がいる家と行ったり来たりの生活を続けます。そして涼太とも再会し…。

人間関係がかなり複雑なのですが、主人公の知子は「この夏、あたし何もしなかった」と一言。
女性は恋愛にハマったり悩んだりすると、こうなるよねぇ、と共感してしまいます…。ちなみに何かが「終わる」小説でもあります。

満島ひかりさん主演の映画版もおすすめ。小林薫さん演じる慎吾、綾野剛さん演じる涼太の間で揺れ動く女心が丁寧に描かれています。

◆終わりに

あなたが気になるのはどの小説ですか?どれも魅力的な作品なので、ぜひ手に取ってみていただければと思います。

読みながらヒロインになりきって危険な恋に溺れるも良し、男性心理や使えそうな恋愛テクニックを学ぶも良し。
ただし、現実では三角関係の恋は、できればしないほうがいいでしょう。

その予防策として、禁断の恋のあれこれをみっちり学んでおく、というのもいいかもしれませんね。

ライタープロフィール

天野りり子
ライター/編集者
大学在学中からライター&編集稼業をスタート。女性誌ではビューティ&ヘルス企画、男性誌では恋愛記事を多数執筆、書籍編集も手がける。
趣味は読書とタロット占い、そして恋バナを収集すること。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください