幸せをつかむ人の特徴～『シンデレラ』〔伊藤さとりの映画で恋愛心理学 第25回〕【恋占ニュース】

幸せをつかむ人の特徴～『シンデレラ』

映画パーソナリティーとして活躍中の伊藤さとりが、オトナ女子ならではの目線で恋に効くオススメ映画を紹介！記者会見や舞台挨拶の裏話もあるかも！？

幸せをつかむ人の特徴～『シンデレラ』

ディズニーのクラシック・アニメーションとして知られる名作『シンデレラ』。
ごく普通の女性が、一躍、富や名声を手に入れたり、誰もが羨む結婚をすることを「シンデレラ・ストーリー」と譬えるほど“シンデレラ”の結婚って女の子の憧れ。
でも、そんな強運もないし、玉の輿なんて無理。
そう思っているアナタに、“シンデレラ”的生き方で幸せを掴む方法を教えてくれるのがこの実写映画『シンデレラ』です。

幼いころに亡くした母の「勇気と優しさを忘れないで」という言葉を胸に、心優しいまっすぐな女性へと成長したエラ（リリー・ジェームズ）。まま母（ケイト・ブランシェット）と義理の姉たちにいじめられ、「灰まみれのエラ」を意味する「シンデレラ」と呼ばれながらも、希望を失わず、明るく前向きに生きていた。そんなある日、エラは森で“キット”と名乗る青年に出会う。城で働いているという彼に心惹かれ、もう一度会うため、お城で開かれる舞踏会に行こうとするが、まま母たちはエラを置いてきぼりに。打ちひしがれるエラの前に現れたのは、フェアリー・ゴッドマザー（ヘレナ・ボナム＝カーター）。彼女の魔法によって美しく変身したエラは、舞踏会でキットと再会するが．．．．．．。

さて、シンデレラことエラがモテる要素をまとめてみました。

その１、掃除洗濯、料理、お裁縫が得意
その２、いじめられても愚痴らない
その３、とにかく前向き
その４、動物達に優しい
その５、意外と積極的

こうやって見ると、どう考えてもイイ女。
出会った男子は、間違いなく「お嫁さんにしたい」と思うのでは？
特に注目すべきは「意外と積極的」なところ。
彼女は、自分の身分を卑下することなく、森で会った時に「自分は城で働いている」と言った“キット”に会いたくて舞踏会へ行こうとドレスまで作ってしまいます。
そもそも彼女は“キット”が実は王子様だなんて思ってもいないし、ただ、「この人にまた会いたい」という“素直”な気持ちから行動を起こすわけです。

母親から教わった「勇気と優しさを忘れないで」という言葉を“素直”に信じて生きてきたエラ。
フェアリー・ゴッドマザーのアドバイスを“素直”に聞いて、キット（王子）との再会に喜びつつも、12時までに急いで帰ろうと階段を駆け下りる。
男性のハートをかき乱す「手に入りそうだったのに、寸前で手に入らない」心理を突く行動を無意識にやってのけたエラの“素直さ”。どんな状況でも自分を卑下せず、「今だって幸せ」と思える“前向きな姿勢”。そして何より“興味のあることへ飛び込む行動力”は見習うべき。
“自分は幸せになっていい”と、ちゃんと幸福を受け入れる心こそが、結果的に自分を“幸せ”へと導いてくれるのですよ。