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愛情の反対は憎しみ?それとも…『ごめん、愛してる』に見る愛憎の心理学

ココロニプロロ / 2017年8月5日 10時15分

つまり人は、鏡の両面のように愛情と憎しみをひとつの感情として同時に抱くことができるのです。
愛情に起因した憎しみを抱くというのは、要は感情が裏返しになっているだけで、強い愛情があることに変わりはないということになります。

■愛情の反対は?

では「愛情がある」の反対とは、どのような状態なのでしょうか。

それは、気持ちのベクトルがまったく相手に向いてない状態です。
つまり「無関心」ですね。

相手がいようがいまいが、自分にとって関係ない。その存在によって、心が大きく動かされることもない。
そういった状態こそ、「愛情が枯渇した状態」といえるでしょう。

■まとめ

愛情の反対は何か、ご理解いただけましたでしょうか。

まれに、思い出すこともなかった元恋人にたまたま出会って気持ちが盛り上がるなど、無関心から愛情が生まれるケースもありますよね。

でもこれは、本当に無関心から愛情が生まれているか…判断が難しいところです。
思い出に感応して一時的に昔の感情がよみがえり、今も好きなんだと錯覚してしまっているだけ、なんてことも。

自分の思いの矢印が、どこを向いているのか。
そこを見極めると、自分の本当の気持ちに気づくことができますよ。

ライタープロフィール

黒木蜜
一般企業に勤めながら執筆した作品が日本文学館のオムニバス本に掲載され作家デビュー。古事記への造詣が深く、全国300ヶ所以上の神社紹介記事を執筆。現在、古事記の観点から紹介する神社コラム/恋愛コラムなども手がけている。
黒木 蜜~中今の詩~

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