1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

どっちと付き合ったら幸せか?論〜『脳内ポイズンベリー』【伊藤さとりの映画で恋愛心理学 第28回】

ココロニプロロ / 2015年5月22日 10時15分

どっちと付き合ったら幸せか?論〜『脳内ポイズンベリー』【伊藤さとりの映画で恋愛心理学 第28回】

どっちと付き合ったら幸せか?論〜『脳内ポイズンベリー』

映画パーソナリティーとして活躍中の伊藤さとりが、オトナ女子ならではの目線で恋に効くオススメ映画を紹介!記者会見や舞台挨拶の裏話もあるかも!?


どっちと付き合ったら幸せか?論〜『脳内ポイズンベリー』

「誰と付き合えば、私は幸せなの?」
そんな悩みを持ったことはありませんか?
そりゃあもちろん、好きな人と付き合えたら幸せなはず。
でも、その男性が遊び人だったり、自己中だったりしたら?
とはいえ、一緒にいてキュンとならない相手と付き合って幸せなのか?
恋愛こじらせ女子に捧げるとびきり痛々しくてキュートで、むちゃくちゃ共感できる映画から、この問題を解明していきたいと思います。

ドラマ化もされた『失恋ショコラティエ』の水城せとなさん原作の『脳内ポイズンベリー』。これを『ストロベリー・ナイト』の佐藤祐市監督が映画化。真木よう子さん主演で、西島秀俊さんや神木隆之介さん他の意外な一面も見られる、チャーミングな映像で綴ったラブコメディ。

櫻井いちこ(真木よう子)は、携帯小説を書いて生計を立てている30歳独身女子。過去の大失恋から立ち直れず、それ以降はろくな恋愛をしていない、いちこの前に突然現れた7歳年下のアート系男子・早乙女(古川雄輝)。
あるとき偶然、早乙女と再会し、ドキドキしたいちこの頭の中で、思考が擬人化されたキャラクター5人が脳内会議を始める。理性担当で議長の吉田(西島秀俊)、ポジティブ担当の石橋(神木隆之介)、ネガティブ担当の池田(吉田羊)、記憶を書記する岸さん(浅野和之)、衝動担当のハトコ(桜田ひより)。

今まで「自分から男性にアプローチしたことがない」いちこに対して、5人は話し合いの結果、食事へ誘い、部屋まで押しかけるという前代未聞の行動を起こさせる。
そして、なんと早乙女と付き合うことに!?しかし、いちこの年齢を知った早乙女の口から出た言葉は「ないわー」の一言だった。
その後、いちこの携帯小説を気に入った年上の編集者・越智(成河)からアプローチを受けるものの......。

今まで自分がしたこともなかった勇気ある行動の結果、恋愛が動き始め、始まった交際。
好きな人と付き合えた喜びを噛みしめる一方、自分の感情に蓋をして、本当は寂しくても寂しいと言えなかったり、彼が喜びそうな話ばかりをするいちこ。
それは彼が不機嫌になるのを予測して、たとえ自分にとって嬉しいことであっても、そういった会話を避けるという防衛本能のなせる技。
「色々、不満はあるけれど彼が好き。ここまで頑張って手に入れた相手なんだから多少の我慢も必要」と思うのは本当に幸せなのか?
かたやエリートでどこまでも優しい越智に対して「いい人」という印象だけで、付き合って幸せになれるのか?

良い恋愛をするためのポイントは、頭の中にいる5人のさまざまな感情と理性と記憶から学ぶ「幸せ論」。
感情だけで突っ走ったら、あとで傷付くハメになるかも?
理性だけではいろんなことを先読みして行動を起こせない。
過去の失敗の記憶をほじくり返すと、自分に自信が無くなってしまう。
この全てのバランスが整った上でするのが「幸せ満足度」が高い恋愛なのです。

大切なのは、その感情を誰に対しても堂々と「幸せ」と言えるか?という点。
人からどう見られようとあなたが幸せならそれでいい。胸を張って「私は幸せ」と言える恋愛であること。
映画を観ると、それに対する究極の回答がわかります。
いちこの選択を見届ければ、あなたの未来が明るく輝くきっかけになること、間違いなしですよ。

あらすじ:三十路を目前に、7歳年下のフリーターに恋をした櫻井いちこ。
「話しかける?」「話しかけない?」恋するいちこの頭の中では、5つの思考“ポジティブ”、“ネガティブ”、“理性”、“衝動”、“記憶”が絶賛、脳内会議中!
頭の中で繰り広げられる脳内会議、そしていちこの恋の行方は!?
女子のめくるめく脳内を、まるごと解体した『脳内ポイズンベリー』。こんなラブコメ見たことない!

全国東宝系にて公開中
監督:佐藤 祐市
原作:水城せとな「脳内ポイズンベリー」(集英社クイーンズコミックス刊/「Cocohana」連載) 
脚本:相沢 友子 
出演:真木よう子 西島秀俊 古川雄輝 成河 吉田羊 桜田ひより・神木隆之介・浅野和之 
『脳内ポイズンベリー』(http://www.nou-poi.com/)
(C) 水城せとな/集英社 (C) 2015フジテレビジョン 集英社 東宝 << ほどほど母性が愛される鍵~『寄生獣完結編』●●●● >>-->

伊藤さとりの映画で恋愛心理学 目次ページへ >>

伊藤さとり: 映画パーソナリティー、心理テストカウンセラー。様々な映画イベントや記者会見のMCを努める映画司会者&映画コメンテーター。年間400本以上の映画を観る。
TSUTAYAの店内放送で新作DVD紹介のDJ、Gyao!&ぴあ映画生活&Youtube動画「伊藤さとりと映画な仲間たち」では、監督、俳優、プロデューサー、脚本家らと対談し、映画紹介を行う。

Amebaブログ:さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテ
Twitter:伊藤さとり@SATORIITO

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください