『罪と罰』は、まさにデスノート×ギャルゲー!?①【ラブホの上野さんの「オタクにモテてもしょーがない」第6回】
ココロニプロロ / 2017年10月7日 11時45分
『罪と罰』は、まさにデスノート×ギャルゲー!?①【ラブホの上野さんの「オタクにモテてもしょーがない」第6回】
『ラブホの上野さん』でもおなじみ!Twitterで20万人以上のフォロワー数を誇るラブホスタッフ上野さんが、アニメや漫画、文学作品から学び取れる、現実世界でも通用する"モテの極意"を解説します。参考になる点も、反面教師にしたい部分も、上野さんならではの冷静な目線でズバズバ切り取ります。オタクにモテるだけじゃない、普遍的なモテの真髄がそこにあるはず…!?
■第1回『罪と罰』さて、今回はドストエフスキー著『罪と罰』から学ぶ恋愛のテクニックということでコラムを書かせて頂くのですが、そもそも『罪と罰』とは何ぞやという方が圧倒的多数かと思います。読んだことがない方でもお楽しみ頂けるように、あらすじについてお話しながら恋愛テクニックをご紹介させて頂きたく思います。
そもそも、このコラムの目的は恋愛テクニック云々というわけでもありません。それより、罪と罰を読んでみたいけど「比較的厚めの文庫本2冊」「名前がロシア語で覚えにくい」「独り言が多すぎてとんでもなく読みにくい」「そもそもテーマが重すぎてわかんない」という数多くのハードルのせいで手を出せていない方に向けて書かせて頂きました。
このコラムをお読み頂ければきっと明日から「『罪と罰』?ああ、それってこういう話でしょ?」とドヤ顔が出来ることと思いますので、皆様ぜひお気軽にお楽しみくださいませ。
まず、『罪と罰』という作品を一言で説明すると「デスノート×ギャルゲー」で御座います。
つまりものすごく簡単に『罪と罰』を解説すると「夜神月っぽい主人公※1と、Lっぽい警察※2が頭脳戦を中心に戦い、ついでに可愛い女の子が3人も登場する話」ということ。
主人公 ラスコーリニコフのこと。
母親は彼のことをロージャと呼ぶので紛らわしい。
「優秀な人間は人を殺す権利がある」という理念のもと、金貸しの老婆を殺す。
ただし夜神月と比較すると、1人目を殺した時点で精神を病むので、悪役になりきれない人間らしさがある。
※2 Lっぽい警察
ポルフィーリー・ペトローヴィチのこと
証拠もないのに心理でラスコーリニコフを追い続ける名(迷)刑事
なんと別の犯人が自首しても「あいつは偽物。お前が犯人だ」と諦めない。
本作きっての変人。「放っておくと、賢い犯人は不安になって勝手に飛び込んでくる」は至言
それでは早速この3人の可愛い女の子をご紹介させて頂きます。
1人目はドゥーニャ(本名 アヴドーチヤ・ロマーノヴナ・ラスコーリニコワ)
見ての通り本名はとんでもなく長く覚えにくいのですが、このコラムでは「ドゥーニャ」で統一させて頂きます。
ドゥーニャは主人公のラスコーリニコフの妹で、家族のために大富豪のおっさんのところに嫁ごうとする献身的な女性です。また嫁ぐ前にも、ラスコーリニコフの学費を稼ぐべく家庭教師をするなど、兄のために体を張ってお金を稼ぐ妹です。
ちなみにそんな妹の努力もむなしく「学費滞納」でラスコーリニコフは大学を退学になりますし、せっかく家族のために嫌々大富豪と結婚を覚悟したにも関わらず、その大富豪と兄のラスコーリニコフが喧嘩をして婚姻は破談。びっくりするほどクズな兄に対して物凄く優しい妹、それがドゥーニャです。
2人目の女性 ナスターシャとは… 続きは明日
プロフィールラブホスタッフ上野さん
豊かな知見と人間観察眼をもとにした悩み相談への深みある回答が人気を集め、Twitterのフォロワー数は20万以上を誇る。漫画『ラブホの上野さん』(漫画:博士/原案:上野)の原案もつとめ、書籍は現在4巻まで発売されている。同漫画は2017年1月よりフジテレビ系にて本郷奏多主演で連ドラ化。
★オフィシャルブログ:「ラブホの上野の休憩中」
★Twitter:@meguro_staff
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