Windows Azureモバイルサービスを利用しよう

CodeZine / 2012年12月10日 14時15分

図14:エラー画面

 本稿では、2012年6月の新機能リリース(通称Spring Release)で強化されたWindows Azureモバイルサービスについて解説します。

■はじめに

 2012年6月にリリースでWindows Azureモバイルサービスが発表されました。これから数回にわたって、モバイルサービスへの接続方法や利用方法について、サンプルをベースに解説していきます。

■対象読者

 今回の対象読者は下記のとおりです。

Windows Azureに関する基礎的な知識 Windows Azureモバイルサービスに興味がある方 ■必要な環境

Windows Azureサブスクリプション Windows 8 Visual Studio 2012(Express版でも可) ■Windows Azureモバイルサービスとは

 Windows Azureモバイルサービス(Mobile Service‐以降、モバイルサービス)とは、Windows Azureを基盤として利用した、高機能なモバイルアプリケーションを作成するためのフレームワークです。モバイルアプリケーションを作成するために必要なデータストア、クライアントライブラリ、サーバー側での処理、各種REST APIなどが提供されます。

 発表当初、モバイルサービスを利用可能なデバイスは、Windowsストアアプリのみでしたが、現在はこれに加えてWindows Phone 8やiOSからも利用可能となっています。

 モバイルサービスによって提供される主な機能は、下表のとおりです。

表:サービス概要 サービス 概要 データストア SQLデータベース(旧SQL Azure)を利用し、任意のデータをモバイルサービスに格納 認証サービス Microsoftアカウント、Facebook、Twitter、Googleなど第三者の認証手段に対応 プッシュ通知 Windows Push Notification Serviceを利用し、Windowsストアアプリへプッシュ通知を実現
 そのほかにも、サーバーサイドスクリプトでサーバー側に実装処理を持つことができたり、診断ログなどの機能を備えつつ、PaaSの特徴であるスケールアウトも可能となっています。また、Windowsストアアプリのプッシュ通知は、スタート画面上のタイルやトーストと呼ばれる通知部分にメッセージを配信することができます。

図1:モバイルサービス概要図


 本稿では、最初のステップとしてモバイルサービスの作成方法から、管理ポータルから提供されるサンプルアアプリケーションの実行を通して仕組みを解説していきます。

■モバイルサービスの作成

 はじめに管理ポータルからモバイルサービスを作成します。

●1. プレビュー機能を申し込む

 現在、モバイルサービスはプレビュー版のため、これらの機能を利用するためには申し込みが必要です。以下のページより申し込んでください。しばらくすると(数十秒)でアクティベイトされ利用可能になります。

 ・プレビュー機能申し込みページ

●2. モバイルサービスの作成

 「新しい管理ポータル」にアクセスします。左ペインの[モバイル サービス]を選択し、中央の[新しいモバイル サービスを作成します]をクリックすると、「モバイル サービスの作成」画面が表示されます(図2)。

図2:モバイルサービス作成画面1


 [URL]には、モバイルサービスで利用するURLを入力します。

 [データベース]は、新規作成するか、既存のデータベースを利用するかを選択することができます。ここでは新規にデータベースを作成します。既存のデータベースを利用する場合、データベースとモバイルサービスのリージョンを同一にする必要があります。

 [地域]には、モバイルサービスを作成するリージョン(データセンター)の場所を指定します。ただし、プレビュー版であることから選択肢は限定されています。



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