優れたコンピュータエンターテインメント制作技術の開発者を称える「CEDEC AWARDS 2013」5部門の最優秀賞を発表

CodeZine / 2013年8月23日 16時28分

 コンピュータエンターテインメント協会のCEDEC運営委員会は、「CEDEC 2013」会期中のイベントとして開催するコンピュータエンターテインメントに関わる技術およびその開発者を表彰する「CEDEC AWARDS 2013」5部門の最優秀賞を決定し、22日に「CEDEC 2013」会場で発表と授賞式を行った。

 『CEDEC AWARDS』は、コンピュータエンターテインメント開発の進歩へ顕著な功績のあった技術にフォーカスし、技術面から開発者の功績を称え表彰するもので、2008年に初めて開催し、今回で6回目の開催となる。

 エンジニアリング部門の受賞者は、Oculus VRのゲームに特化したHMD「Oculus Rift」開発チームで、本格的な展開はこれからながら、デモレベルのソフトウェアでも圧倒的で過去にない没入感を提供しており、広い視野角をもった本格的なVRデバイスを普及可能な価格で提供し、オープンなSDKとともにゲームに新しい変革をもたらす高い可能性を評価した。

 ビジュアル・アーツ部門は、神風動画の『アニメ ジョジョの奇妙な冒険』オープニング制作チームで、3Dの空間を生かした大胆な演出と、2Dアニメーションのキャラクター表現の魅力、そして荒木飛呂彦先生の描く劇画タッチの全てを見事に昇華した映像が授賞理由となった。

 ゲームデザイン部門は、故・飯野賢治氏。インタラクティブムービーの手法を用いた『Dの食卓』、音で敵の位置を特定する『エネミーゼロ』、画像がないビデオゲーム『リアルサウンド~風のリグレット』など、数々の挑戦的なメカニカルデザインとメディアミックス的な作品作りによって、広くメディアにゲームクリエイターという存在を訴え、一般にゲーム開発者が認知されるようになった功績を評価した。

 サウンド部門は、CeVIOプロジェクトの「CeVIO Creative Studio」開発チームで、革命的ともいえる、豊かな感情表現が可能な音声合成技術をもとに、まったく新しいユーザー生成コンテンツ(UGC)展開の可能性を切り開いたことや、より裾野の広い展開を見据え、コンテンツ作成ツール(CeVIO Creative Studio FREE)を無償提供していることを授賞理由としている。

 ネットワーク部門は、任天堂の「ニンテンドーDSシリーズ」すれちがい通信技術 開発チームで、ニンテンドー3DS/DSのすれちがい通信によって、ユーザー間のインタラクションの方法を増やし、ゲームの可能性を大きく広げた点を評価した。

 なお、各部門の最優秀賞の授賞式に加えて、すでに発表済みの「CEDEC AWARDS 2013特別賞」と、ゲーム関連書籍の著者に贈る「CEDEC AWARDS 2013著述賞」の授賞式を実施している。また、発表授賞式では、2012年に引き続き、2012年7月に結成されたゲーム音楽を主体に演奏活動を行う日本BGMフィルハーモニー管弦楽団による演奏が行われた。


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