災害コミュニケーション ITだからできるコト(9)

CodeZine / 2014年2月17日 14時0分

図6.Tiny Planets Photosの使い方(ラビットホール化)

 本連載では災害によるITインフラへの影響と情報発信の在り方について、さくらインターネット研究所が独自に調査研究を行った成果を元に、今後期待される災害コミュニケーションの在り方についてご紹介します。

■手軽にできる全天球撮影(360 Panorama)

 さくらインターネット研究所では次世代空間情報として、さまざまな表現方法について調査研究を行っています。前回の『災害コミュニケーション ITだからできるコト(8)』に引き続き、今回は全天周・全天球撮影アプリケーションについて見ていきましょう。

 Occipital 360 Panoramaは、Apple iOS上で動作する全天球撮影カメラのアプリケーションです。AR技術を使い、複数枚の写真を貼り合わせることで全天球写真を合成しています。iPhoneやiPod/iPadのAppStoreから360 Panoramaを検索し、インストールを行ってお使いください。



 それでは具体的な使い方について見ていきましょう(図1)。まずは360 Panoramaを起動し、iPhone/iPod/iPadを水平にして撮影モードに入ります。「Start」ボタンを押して、上下左右どちらかへ少しずつ動かしていきます。すると、自動的にシャッターが切られ撮影された写真が繋がっていきます。

図1.Occipital 360 Panoramaの撮影モード画面


 これを全天球すべてで繰り返し、良いと思ったところで「Done」ボタンを押します。これで撮影は完了です。

 撮影が終わると、つぎに全天球写真の合成補正モードに入ります(図2)。「Enhancing」と表示され終了すると合成および補正が完了します。

図2.Occipital 360 Panoramaの自動合成補正モード画面


 図3は全天球撮影をイメージしやすくするために、合成された写真と撮影モード画面を貼り合わせてみました。このように専用アプリケーションを使えば、簡単に複数枚の写真を繋ぎ合わせた全天球写真が完成します。

図3.全天球撮影写真とOccipital 360 Panoramaの撮影モード・イメージ


 つぎに、全天球写真の共有方法について見ていきましょう(図4)。Occipital 360 Panoramaでは、全天球写真をWebサービスを通じてFacebookやTwitter、電子メールで共有でき、さらにiPhone/iPod/iPadのカメラロールにも保存できます。Webサービスを通じて共有する場合には、事前にアカウント設定を行った上で「Upload」ボタンを押し全天球写真を外部サーバへ保存します。カメラロールに保存したい場合には、「Share」ボタンを押してから、「Camera Roll」を押して全天球写真を1枚の画像への変換保存します。さきほど見ていただいた全天球写真イメージが、じつはCamera Rollで変換保存した1枚の画像なのです。

図4.全天球写真の共有方法


 いかがでしたか? 一度操作を覚えてしまえば、全天球写真撮影は専用機器を使わなくても手軽にできることがお分かりいただけたかと思います。つづいて、異なった空間情報の表現方法と、さらに専用アプリケーションを使った変換方法について見ていきましょう。



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