デザインサンプルで学ぶCSSによるスタイリング~「フォーム(ラジオボタン・チェックボックス・セレクトフォーム)」編

CodeZine / 2014年8月22日 14時0分

図14 appearanceプロパティの表示例(select.html)

 本連載では、Webページをデザインする際、具体的にどのようにコーディングすれば良いのか分からない人のために、見出しやリスト、フォームなど、Webページを構成する部品のデザインサンプルを紹介し、CSSによるスタイリング方法を解説します。今回は、フォーム部品のラジオボタンやチェックボックス、セレクトフォームなどをスタイリングするコツを紹介します。

■対象読者

(X)HTMLとCSSの基本を理解している方。 デザインのコツを学びたい方。 ■必要な環境

 本連載で動作確認を行ったブラウザは次のとおりです。

Windows 7 Internet Explorer 11(以下IE 11) Windows 7 Firefox 30 Windows 7 Chrome 35 ■ラジオボタンのスタイリング

 図1のようにラジオボタンのデフォルトスタイルはブラウザによって異なります。これをCSSを使ってスタイリングしてみましょう。

図1 ラジオボタンのデフォルトスタイル(radio.html)


●ボタン風ラジオボタン

 さっそく、図2のようなボタン風のデザインを作ってみましょう。選択時はピンクの背景色、選択されていない時はグレーの背景色で表示されます。

図2 ボタン風ラジオボタン(radio.html)


 HTMLはinput要素とlabel要素をp要素で囲んだシンプルなコードです。

リスト1 ボタン風ラジオボタン/HTML(radio.html)
<form> <p id="radio1"> <input type="radio" name="radio1" id="yes1" checked="checked"><label for="yes1">はい</label> <input type="radio" name="radio1" id="no1"><label for="no1">いいえ</label> </p> </form>
 このデザインは、元々表示されるラジオボタンを「opacity: 0;」で透明にして隠し、label要素をボタン風にスタイリングすることで実現しています。ラジオボタンを隠す方法として「display:none;」が使われることもありますが、この場合、キーボードでアクセスできなくなってしまうので「opacity: 0;」を使う方が良いでしょう。

リスト2 input要素を透明に/CSS(radio.html)
#radio1 input { opacity: 0; /* ラジオボタンを透明に */ }
 続いて2つのラベルをfloatレイアウトで横並びに配置します。floatレイアウトでは、floatさせた要素と同階層の要素にclearプロパティを指定して回り込みを解除するのが基本です。回り込みを解除しなかった場合、親要素の背景の高さが足りない、marginが効かないといった不具合が起きることがあります(仕様どおりの挙動です)。

 試しにサンプルのfloatさせた要素の親にあたるp#radio1にブルーの背景色を指定してみましょう。floatを解除しなかった場合、図3のように背景色の高さが前面のボタンより低くなっています。

図3 float解除しなかった場合:ブルーの背景の高さが足りない(radio.html)


 このサンプルでは、回り込みの解除にclearfixを使っています。clearfixとは、clearプロパティをかけるための兄弟要素がない場合に、:after擬似要素で空の内容を作り、そこにclearプロパティを指定して回り込みを解除させるテクニックです。

 さきほどの試しでブルーの背景色を指定したサンプルにclearfixのテクニックを使うと図4のように背景色の高さが意図したものになります。

図4 float解除した場合:ブルーの背景の高さが意図した通りになる(radio.html)


リスト3 floatレイアウトでラベルを横並びに配置/CSS(radio.html)
#radio1 label { display: block; margin: 0; padding: 10px; width: 80px; ~中略~ float: left; /* floatレイアウトで横並びに */ } #radio1:after { /* clearfix */ content: ""; display: block; clear: left; }
 これでラベルを横並びに配置できたので、次に、それぞれのラベルにCSS3のborder-radiusプロパティで角丸を指定していきます。セレクタを+で区切ると、同じ階層にある要素同士で、ある要素の直後に現れる要素を対象にスタイルを適用できます。サンプルではinput#yes1直後のlabel要素、input#no1直後のlabel要素をセレクタとしています。

リスト4 各ラベルに角丸を指定/CSS(radio.html)
input#yes1 + label { border-radius: 5px 0 0 5px; /* 左上5px、右上0、右下0、左下5px の角丸 */ } input#no1 + label { border-radius: 0 5px 5px 0; /* 左上0、右上5px、右下5px、左下0 の角丸 */ }
 最後に選択時のスタイルを指定して完成です。:checkedは、疑似クラスの一種で、チェックされている要素にスタイルを適用する際に使用します。

リスト5 選択時のスタイル/CSS(radio.html)
#radio1 input[type="radio"]:checked + label { background-color: #ff0066; color: #ffffff; }


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