いまさら聞けないモバイルとIPv6ネットワークのアレコレ(後編)~モバイル端末へのIPv6アドレスの割り当てメカニズムを知る

CodeZine / 2015年1月8日 14時0分

図15. 少し未来のクラウド環境におけるIPv6ネットワークの可能性

 本連載では、さくらインターネット研究所の独自調査に基づき、クラウド時代に必要となるネットワーク仮想化とその在り方についてご紹介します。今回は『いまさら聞けないモバイルとIPv6ネットワークのアレコレ(後編)』として、モバイル端末へのIPv6アドレスの割り当てメカニズムを検証してみましょう。

 では、さっそく前回の『いまさら聞けないモバイルとIPv6ネットワークのアレコレ(中編)』の続きをみていきましょう。

■iPhone(iOS)からテザリングでIPv6をひろげる

 今回は、「KDDI au LTE NET for DATA」のIPv4/IPv6接続環境で、iPhone(iOS)のテザリング機能を使ってネイティブIPv6通信環境をWiFiで広げてみましょう(図1)。普段使いのそのままの設定なので、なにも難しいことはありません。

図1. iPhone(iOS)におけるインターネット共有設定


 ネイティブIPv6通信環境の分析ツールとしてIp6configを使うと、テザリングでもしっかりとネイティブIPv6通信環境が整うことが分かります(図2)。アプリの不具合でIp6configがハングアップしますが……。

 今回は環境として、テザリング配下にMicrosoft Windows 7とiPhone(iOS 8.1)、さらにSmartwatch(Android 4.0.4)を用意しました。

図2. iPhone(iOS)におけるインターネット共有設定をつかった検証環境


 それでは順番にネイティブIPv6環境に端末をつないでいってみましょう。まずはMicrosoft Windows 7です(図3)。コマンドプロンプト(cmd.exe)から「ipconfig /all」の出力結果を抜粋すると、IPv6アドレス、一時IPv6アドレス、リンクローカルIPv6アドレスの3つが付与され、リース期間が24時間以内に設定されているのが分かります。

図3. Microsoft Windows 7におけるネイティブIPv6通信(ipconfig /allより抜粋)


 この際、ブラウザなどからは「一時IPv6アドレス」として付与されたIPアドレスが使われていることが変わります(図4)。

図4. Microsoft Windows 7におけるIPv6アドレス選択方式


 iPhone(iOS8.1)の設定はまったく同じなので割愛しつつ、さらにSmartwatch(Android 4.0.4)をネイティブIPv6環境にテザリング経由でつないでみましょう(図5)。小さい端末ですが、ちゃんと動きます。

図5. Smartwatch(Android 4.0.4)におけるネイティブIPv6通信(http://test-ipv6.com)の出力結果)


 このようにネイティブIPv6通信環境に対応したOSを搭載する端末であれば、すぐにでも通信を行うことができるのです。



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