ヴァイキングのロケット、宇宙へ。デンマークのハッカーたち(コペンハーゲン、デンマーク)

CodeZine / 2014年11月20日 14時0分

 先進国の各都市には、ハッカースペースと呼ばれる場所があります。この連載では世界各地のハッカースペースを紹介していきます。この連載で扱うハッカースペースとはどういうものかについては、初回の記事をご覧ください。今回は、前回に引き続き、デンマークにあるハッカースペース「LABITAT」をご紹介します。

ロケットを打ち上げる、ヴァイキングの末裔たち。


■デンマーク、もう一つのハッカースペースLABITAT

 デンマークのコペンハーゲンには、前回紹介したアートハッカースペースILLUTRONの他に、ギークっぽいLABITATというハッカースペースがあります。どこのハッカースペースでも、大きく分けてギークっぽい(テクノロジー好きっぽい)スペースと、アートっぽいスペースに二分されるように思います。どちらも独立した人たちで運営されているのだけど、お酒などトロンとするものを好むアーティストと、コーヒーなどシャッキリするものを好むギークのように、けっこう色が出てくるように思います。

 ILLUTRONのマニフェストに、「俺たちは潜水艦もロケットも作る」とありました。それは本当で、コペンハーゲンのギーク達は潜水艦やロケットを作っています。

 今回はデンマークのハッカー達、ヴァイキングの末裔が宇宙を目指す話です。

 僕がデンマークに到着して最初に訪ねたのはLABITATの方でした。市内にあり、ILLUTRONに比べるとかなりアクセスしやすいハッカースペースです。僕にとって、ヨーロッパで行った初めてのハッカースペースでした。

LABITAT


LABITATの中


 LABITATに着いて、簡単にみんなに挨拶して、ステッカーの交換をしたあと、Wi-Fiを借りて自分の作業を始めました。1~2時間ぐらいダラダラしていたでしょうか、LABITATのメンバーSorensenが、「明日、DIYロケットの燃焼実験があるんだ。俺は忙しくて行けないんだけど、君なら絶対におもしろがれると思う。」と、ロケットの実験イベントを紹介してくれ、時間と場所を教えてくれました。僕は八谷和彦さんやHAKUTO、ニコニコ宇宙研究会のように、DIYで宇宙に関係している友達は多いけど、自分自身がエンジンの燃焼実験を見たことはありません。

 かすむほど遠くに見えるロケット、スピーカーから流れるカウントダウン、遙か遠くなのにビリビリと伝わってくるロケットの響き。それをヨーロッパで見られるなんて。かなりアクセスしづらそうな場所だったのですが、これは行くしかない。二つ返事で「いくいく!」と返事しました。翌日の仕事まで、このままハッカースペースでやってしまえばいい。



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