クロスプラットフォーム対応のアプリケーション開発フレームワーク「Qt 5.4」がリリース

CodeZine / 2014年12月11日 12時25分

 フィンランドのThe QT Companyは、クロスプラットフォーム対応のアプリケーション開発フレームワークの最新版「Qt 5.4」を、12月10日(現地時間)にリリースした。組み込み用のLinuxおよびAndroid向けの「Qt Creator 3.3」も、同時リリースしている。

 「Qt 5.4」では、新たにChromium Web engineを採用したQt WebEngineモジュールを採用しており、一般的に使用されているデスクトップ環境、および組み込み環境に対応する。Qt WebEngineには、QtウィジェットとQt Quickベースアプリケーションを組み込んだWebコンテンツを簡単に作成できるAPIを採用している。

 さらに、QML/C++とHTML/JavaScriptを簡単に連携できるQt WebChannelモジュールを搭載した。Qt WebChannelによって、QtとWebテクノロジーを使用したアプリケーションの作成が可能で、QML/C++とHTML/JavaScriptの間の通信はQObjectによって実現している。なお、Qt WebChannelはQt WebEngineだけでなく、Webソケットをサポートした他のブラウザエンジンでも使用できる。

 また、フル機能のQt WebEngineが不要な、組み込み環境向けモジュールであるQt WebViewのテクノロジープレビュー版も搭載する。

 このほか、前バージョンやベータ版Qt on Windows Runtimeのフルサポートや、高解像度ディスプレイのサポート、OpenGLサポートの向上、Qt Data Visualizationのアップデート、Qt Quick向けのWebGLライクなAPIであるQt Canvas3Dモジュールのテクノロジープレビュー版の採用など、数多くの機能向上・更新が行われている。

 なお、Qt WebEngine、Qt WebView、Qt Canvas 3Dは、GPL/LGPLv3ライセンスまたは商用ライセンスでのみ利用できる。


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