約30年ぶりに上陸した3代目は、アクが抜けてスッキリ顔【アルファロメオ ジュリエッタ新車情報】【ニュース・トピックス:アルファロメオ】
CORISM / 2012年1月9日 10時10分
アクが抜けた? さらに洗練されたスタイルに注目!
フィアットグループ オートモービルズ ジャパンは、2012年2月4日(土)より、新型「ジュリエッタ(Giulietta)」の販売開始する。初代「ジュリエッタ」は、1954年にデビュー。1977年には2代目「ジュリエッタ」が発売され、今回のモデルで3代目となる。日本市場には、約30年ぶりの導入となる。
3代目ジュリエッタは、初代の丸型ライトと盾型グリルのイメージを引継ぎ、さらにシャープで筋肉質なボディをもつ。まるでクーペのように見えるリヤドアの処理やルーフラインは、アルファロメオらしい個性的なシルエットだ。ミトほどのアクの強さは無くなったが、スタイリッシュなスタイルはアルファロメオらしい華やかさがある。
プラットフォームは、革新的な素材を採用した「コンパクト」という新開発のプラットフォームを採用。高張力鋼板や超高張力鋼板の使用比率を重量比で90%以上に高めた結果、重量を増加させることなく、強度を大幅に向上させた。
また、卓越したハンドリングと快適性を実現するために、フロント/リアのサスペンションも新設計。アルミ材を多用し徹底的な軽量化を図ったという。とくに、リアサスペンションにはマルチリンクを採用し、快適性と運動性能の向上を同時に実現した。
走りを支えるシステムのひとつとして、アルファ ロメオD.N.A.システムを導入。運転スタイルや路面状況の違いに応じてDynamic(ダイナミック)、Normal(ノーマル)、All weather(オールウェザー)の3つの走行モードを切り換えることができる。Dynamicモードを選ぶと、VDC(ビークル ダイナミック コントロール)の作動は極力控えめになり、同時に電子制御式ディファレンシャルロック機能が作動準備を始め、タイトコーナーでは内輪側の空転を抑制することでアンダーステアーを軽減し、安定した駆動力を確保。エンジンの制御プログラムも変化し、アクセルレスポンスが俊敏になり、オーバーブースト機能が作動することで最大トルク値もアップする。過給器付きエンジンだからこそできる設定だが、パワーアップ系だけでなく最近のBMWに搭載されたECO PROモードのように、通常時にはエコで走るモードの切替も欲しいところだ。
新型ジュリエッタには、2種類のパワートレーンが用意されている。アルファ ロメオの歴史で名車と呼ばれている「1750」の名を冠した、1750 直噴ターボエンジンだ。このエンジンは、235馬力の高出力と、300Nmというトルクをアウトプットする。このエンジンは、6速MTと組み合わせ、クアドリフォリオヴェルデ(イタリア語で緑の四葉のクローバーの意)に搭載。
「コンペティツィオーネ」と「スプリント」には、最高出力170馬力の1.4Lターボマルチエアエンジンを採用。このエンジンには、乾式デュアルクラッチ構造を採用したAlfa TCTを組み合わせている。また、低燃費時代に合わせてアイドリングストップ機能であるSTART&STOPシステムも装備している
インテリアもなかなかスポーティにまとめられいてる。パネル部分にはレッド、ホワイト、グレー、ダークブラッシュドアルミニウムの4色が用意されている。それに対して、ボディカラーは少なく4色のみ。レッドとホワイト、グレー、ブラックとなっていて、レッドを除くとかなり地味なカラーが中心。実際は売れないというジレンマもあるかもしれないが、アルファロメオにはやはり鮮やかなボディカラーがもう少し必要に感じる。
新型ジュリエッタの価格は、318万円から。基本的に、ミトよりひと回り大きく、クラスは上になる。同じ個性派5ドアHBであるシトロエンDS4の全長は4275mm。新型ジュリエッタは、4350mmと75mmほど大きく、このクラスでも長めのシルエットをもっている。新型ジュリエッタの登場で、このクラスの個性派ハッチバック選びも楽しさが大幅に増してきた。
グレード エンジン/トランスミッション 全国メーカー希望小売価格
Sprint(スプリント) 1.4L ターボマルチエアエンジン/ Alfa TCT 3,180,000円
Competizione (コンペティツィオーネ) 1.4L ターボマルチエアエンジン/ Alfa TCT 3,580,000円
Quadrifoglio Verde(クアドリフォリオヴェルデ) 1750 直噴ターボエンジン/ 6速マニュアル 3,880,000円
代表グレード | アルファロメオ ジュリエッタ スプリント |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 4350×1800×1460mm |
ホイールベース[mm] | 2635mm |
トレッド前/後[mm] | 1555/1555mm |
車両重量[kg] | 1400kg(DIN) |
総排気量[cc] | 1368cc |
エンジン最高出力[ps(kw)/rpm] | 170ps(125kw)/5500rpm |
エンジン最大トルク[N・m/rpm](ノーマル) | 230N・m/2250rpm |
ミッション | 6速アルファTCT |
タイヤサイズ | 205/55 R16 |
欧州基準の郊外モード<MT車> | 約21.7km/L |
定員[人] | 5人 |
税込価格[万円] | 318万円 |
発売日 | 2012/2/4 |
レポート | 編集部 |
写真 | フィアットグループ オートモービルズ ジャパン |
【関連記事】
この記事に関連するニュース
-
新型308 PHEVはプジョー随一の走りと快適性を両立! 存在感バツグンの個性的なフランス車が490万円6000円で手に入る
MōTA / 2022年6月13日 12時0分
-
日産アリアB6試乗記・評価 弱点はほとんど無い!?
CORISM / 2022年6月11日 19時57分
-
DSオートモビル 新型DS4のPHEVモデル「E-TENSE」を試乗! 走りはしっとりと滑らかでライバル勢を圧倒する乗り心地
MōTA / 2022年6月4日 12時0分
-
アルピナD5S 試乗記・評価 欠点が見つからない・・・
CORISM / 2022年6月2日 20時6分
-
ホンダ ステップワゴン スパーダ/エアー新車情報・購入ガイド もう負けられない! 6代目は勝てるのか?
CORISM / 2022年5月28日 12時12分
ランキング
-
1写真フィルム大手コダックの早すぎたデジカメ発明、47年前に開発したのになぜ経営破綻? 発明した当時の新入社員が回想「経営陣は未来を躊躇した」
47NEWS / 2022年6月26日 10時0分
-
2台北メトロ「1日限定」駅メロディーは何のため? 宣伝媒体に活用、値上げ困難な中で収益拡大策
東洋経済オンライン / 2022年6月26日 7時0分
-
3スシローは「おとり広告」問題の本質を理解しているか おわび文書に“違和感”を覚えたワケ
ITmedia ビジネスオンライン / 2022年6月25日 6時30分
-
4ご飯「大盛り」やめた社員食堂、拡大する「健康経営」…企業の株価も堅調に
読売新聞 / 2022年6月25日 11時45分
-
5電力逼迫、初の「注意報」 政府、東電管内で27日
共同通信 / 2022年6月26日 18時40分
ミッション中・・・
記事を最後まで読む

ミッション中・・・
記事を最後まで読む

エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
