日本導入車はコレか? 低燃費・低価格でスタイリッシュなup!(アップ)に4ドア登場!【新型VW up!(アップ)新車情報】【ニュース・トピックス:VW】
CORISM / 2012年1月28日 10時10分
ドイツでは1万ユーロを切る価格! 日本での価格に注目したいモデル
2012年末には日本導入が予定されている注目のコンパクトカー、VW up!(アップ)。すでに、2ドアバージョンの up!(アップ)を昨年12月にドイツでは発売済み。そのドイツでは、低燃費&低価格が支持され、スモールカーセグメントにおいて既にクラストップの登録台数を記録したという。そんなup!に、待望の4ドアが姿を現した。この4ドアは、5月からドイツで発売が開始される。
このup!は、モーターショーでの展示などで日本でも多くのユーザーが注目しているモデル。さらに、4ドアしか売れない日本マーケットでは、まさに待望のモデルだ。恐らくこの4ドアが日本に導入されるだろう。ドイツ仕様では、4ドアup!にも2ドア同様に2つのエンジンラインアップ(44kW/60PS、55kW/75PS)と 5種類の仕様が用意される。エンジンは、1Lの3気筒。ボディサイズも2ドアup!と同一だ。
当然、4ドアup!ではサイドシルエットが2ドアup!とは異なる。2ドアup!ではサイドウインドーの下のラインが Cピラーに向けてせりあがっているのに対し、4ドアup!はこのラインが水平にCピラーまで到達している。フロントエンドやリヤエンドは2ドアup!と同じデザイン。これは、最新のハイテクスマートフォンをイメージさせる1枚の大きなガラスのトランクリッドが、4ドアup!にも与えられている。トランクリッドの内側には2ドアup!と同じ251Lというトランク容量を確保し、リヤシートを完全に折り畳めば、カーゴスペースは951Lまで拡大することができる。
後席ドアは大きく開く事によって快適な乗降性が確保され、4座のインテリアスペースは 2ドア up!同等の、クルマのサイズからは想像出来ない程良好な広さを得た。後席のヘッドルームは 947mm(前席は993mm)あり、レッグルームも快適といえる789mm が与えられた。また、ヒップポイントが後席では378mmと、前席(306mm)より高められたシアター形式を採用。ドライバーの肩越しに良好な視界が確保された。また、フロントシート下に十分なレッグルームが用意されている点も後席乗員に嬉しいポイントだ。
小さな up!にもフォルクスワーゲンは最新の安全装備、シティエマージェンシーブレーキ機能をオプションで用意。このシティエマージェンシーブレーキは、時速5km/hから30km/hで走行中に、前走車や障害物に対して衝突の可能性を検知し、自動ブレーキが作動する。このシステムは、フロントガラス上部に内蔵されたレーザーセンサーによって、車両の前方およそ10mをスキャンして、衝突の可能性を検知し自動ブレーキを作動させるシステム。
燃費はエンジンと仕様によって異なるが、欧州複合モードの5MT車で4.1~4.7L/100km。単純に計算すると約24.4km/L~21.3km/Lといったところだろう。国産で同じ1Lエンジンを搭載するパッソ&ブーンの燃費がJC08で20.8km/L。測定方法が違うので、単純比較はできないがかなりの低燃費であることが予想できる。
VW up!は低価格であることも魅力のひとつだ。ドイツではtake up!と呼ばれるエントリーグレードが9,850ユーロ。high up!と呼ばれるグレードが12,450ユーロ。black up!とwhite up!と呼ばれるグレードが13,700ユーロとなっている。1ユーロ101円で計算すると、約99~138万円だ。国産車では、完全に軽自動車からコンパクトカー並の価格だ。日本に導入するとなるとAT化や装備の充実などが必要なので、単純にこの値段にはならないと思うが、間違いなく国内VW車の中で最もリーズナブルな価格になるだろう。日本仕様の価格が150万円前後で登場するのであれば、国内メーカーに大きなインパクトを与えることは間違いない。超円高の日本において、VWがどういう価格設定にするか注目が集まる。
■誰でも買える低価格な新世代スモールカー現る【VW up!(アップ)新車情報】
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