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燃費とハンドリングを楽しむスポーティなプリウス【トヨタ プリウスG's試乗記】【レビュー:トヨタ】

CORISM / 2012年2月7日 8時8分

トヨタ プリウスG's

高年齢層のプリウスイメージを大きくイメチェンさせる若々しいスタイリング

 G’s(ジーズ)はトヨタのスポーツシリーズの名称である。「意のままに操る喜びを」を掲げ、テストドライバーがサスペンション、ボディ剛性、シート、ペダルまで手を入れてトータルにチューニング。今回試乗したプリウスG’sはS“ツーリングセレクション”をベースにチューニングした特別のプリウスである。

 エクステリアは前後G’s専用バンパーに変更され、15mmローダウンした車高、インチアップした215/40R18タイヤと専用ホイール、オプションのストライプを装着された試乗車は、チョイ悪風でカッコ良い。プリウス・オーナーと言えば年齢層が高めのイメージであるが、このプリウスG’sは20〜30歳代のオーナーに似合いそうである。

 インテリアには大きな変更は無いが、ドアを開けて最初に気が付くのが前席の専用シート。赤いステッチのスポーツシートは、サイドが張り出してサポートが向上している。座り心地は適度に張りのあるもので、身体をしっかり面で包み込む。

 シフトレバーや、その周囲のパネル、ドアアームレストカバーなどにカーボン調に塗装されスポーツ感を高めているが、質感が今ひとつであるのが残念だ。

 また、アルミペダルも採用。ステアリングホイールはプリウス標準車と同一デザインだが、赤いステッチの本革巻きに変更され、見た印象も握った印象も良い。僅かの変更であるが目立つ場所に効果的に専用品を採用し、今までのプリウスに無かったスポーツ度が高まっている。

誰にでも分かるダイレクト感のあるハンドリング

 G’sロゴ付の赤いパワースイッチを押してスタートする。パワーユニットに変更はないが、運転しているとシート、サスペンションの違いで速そうな気分にしてくる。引き締まった固めのサスペンションに18インチのタイヤにより、オブラートに包み込んだプリウスの乗り心地からダイレクトな乗り心地に変化している。

 スピードを出していくと固さも気にならなくなり、しなやかなヨーロッパ車的な乗り心地になる。ステアリングのセンター付近の応答性も標準車に比べて良くなり、開発の狙い通りに操る楽しみを感じる。単純にサスペンションやタイヤを交換しただけでなく、アンダーボディの剛性アップのためにスポット溶接や補強材を効果的に追加しているからだろう。トータルバランスは良く、同じプリウスとは思えない程、プリウスG’sはコーナーも運転が楽しめるクルマに仕上がっている。クルマの興味が無い人でも、乗り比べて自らステアリングを握ればその違いはわかるだろう。

 内外装とも派手に仕上げてあるだけでなく、クルマとしてしっかりと作り込んであり流石、メーカーチューニング車だ。欲を言えばコストの問題があるだろうが、価格が少し上昇しても良いから視覚的、或いは触れるようなパーツはもっと本物にこだわって採用して欲しい。運転する楽しみは忘れたくない、しかし燃費の良いクルマが欲しい人にはプリウスG’sはお勧めのクルマだ。

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