日産ノート 新車情報/購入ガイド 燃費クラスナンバー1の25.2km/Lを達成!! ノート長期レポート掲載中!【ニュース・トピックス:日産】
CORISM / 2013年3月14日 11時0分
日産ノートの実燃費、評価、購入ガイド、長期レポートリンク集!
<【新型日産ノート長期評価レポートvol.14】!>
■【新型日産ノート長期評価レポートvol.13】初代ノートが実家にある30歳台クルマ好きの評価とは?
<【新型日産ノート長期評価レポートvol.12】!>
■【新型日産ノート長期評価レポートvol.12番外編】ノートの心臓「エコスパーチャージャー搭載エンジン」生産工場へ潜入!
<【新型日産ノート長期評価レポートvol.11】!>
■「愛車を毎日乗り回しているので運転には自信があります!」仕事も遊びもバリバリこなす23歳の女性が下す日産ノートの評価は?
<【新型日産ノート長期評価レポートvol.10】!>
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オレの足は「エコモード」を超えられるのか? 燃費チャレンジ!!根府川→横浜復路編
<【新型日産ノート長期評価レポートvol.9】!>
■郊外の実燃費をチェックした! 横浜→根府川往路編
<【新型日産ノート長期評価レポートvol.8】!>
■女子高生レポーターが試乗! ママ視点なら、経済性で◎。でも、もっと可愛らしさが欲しい!!
<【新型日産ノート長期評価レポートvol.7】!>
■30歳代クルマ好き男性、ノートの評価とは?<編集部試乗記>
<【新型日産ノート長期評価レポートvol.6】!>
■ハイブリッドカー購入をためらう人にオススメの、普通に乗れるエコカー!<編集部試乗記>
<【新型日産ノート長期評価レポートvol.5】!>
■名高速で、なんと実燃費23.4km/L!
<【新型日産ノート長期評価レポートvol.4】!>
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「左折のときでも見晴らしがよくて安心!」 厳しい主婦の目で、一般ユーザーが新型ノートをチェック! その評価は?
<【新型日産ノート長期評価レポートvol.3】!>
■「大型ティッシュボックスが入るなんて、これは便利!」一般ユーザー視点で、ノートを徹底解剖! その評判は?
<【新型日産ノート長期評価レポートvol.2】!>
■評論家 松下 宏が驚いた燃費と使い勝手!
<【新型日産ノート長期評価レポートvol.1】 燃費クラスナンバー1の25.2km/L! 日産ノートってこんなクルマ! を見る↓↓↓↓>
■日産ノートの長期評価レポート一覧
市街地を普通に走らせても、特にトルク不足を感じさせるようなシーンはなく、流れに乗って走って行けた。ミラーサイクルであることによる、トルク不足を感じさせることなく、普通のエンジンを搭載したクルマと同じよう走れた。
これは、センターコンソールに設けられたECOボタンを押してエコモードを選択したときでも、ノーマルモードで走ったときでも同じで、タウンユースでの走りに不満はない。
それでいて、アクセルを踏み込んでスーパーチャージャーが働く状態で走らせると、相当に元気の良い走りが可能。動力性能の面では、1.5Lエンジン並みの実力といううたい文句に偽りはない。
<【新型日産ノート試乗レポート】の続きはコチラ↓↓>
■日産ノート新車試乗記
徹底的に燃費にこだわったエコスーパーチャージャー
嵐 CM 日産ノート 二宮和也
新型日産ノート開発者インタビュー
日産ノートに搭載されるエコスーパーチャージャーエンジン インタビュー
コンパクトなボディながら、上級モデルのティアナを上回る居住性をもつ新型日産ノート
日産は、主力コンパクトカーのノートをフルモデルチェンジし発売を開始した。すでに、嵐の二宮和也がCMに出演しエコスーパーチャージャーをアピールしている。
現行ノートは、日産コンパクトカーラインアップにおいて、非常に微妙な位置なっている。日産コンパクトカーラインアップには、それぞれ役割が与えられていた。ノートよりサイズが小さいマーチは、コンパクトカーのベーシック。居住スペース系には、サイズが少し大きいティーダ。個性派には、キューブが存在し、現行ティーダには爽快な走り系としての役割があった。
しかし、国内マーケットが毎年縮小し、コンパクトカーへのダウンサイジング化が進む中で、居住性と走り、燃費と総合バランスの優れたホンダ フィットが抜群の売れ行きをみせていた。そんなトータルパフォーマンス重視のコンパクトカーマーケットにおいて、ビュンビュン系走りのコンパクトカーでは、ユーザーの買い物リストには載りにくくなってきたのだ。
そこで、日産は新型ノートを、燃費・居住性・走りという総合バランスを強化してフルモデルチェンジした。そのため、5ドアハッチバックとしてカニバリが発生するティーダは、近い将来その役割を終えるという。
そんな新型日産ノートのボディサイズは、全長4,100×全幅1,695×全高1,525(mm)
となっている。多くのコンパクトカーが、全長4,000mm弱なのに対して、新型ノートは約100mm長い。しかも、現行ノートと比べると80mm大きく、ティーダと比較すると150mm小さい。サイズ的には、ちょうどティーダと現行ノートとの間ともいえるサイズだ。
広大な居住スペースを誇るティーダよりも、少しサイズが小さくなった新型ノートだが、居住性は現行ノートを大きく上回り、ティーダとほぼ同等となった。有効室内長は、1,837mmとなりノートより、なんと+145mmと拡大。ティーダと比べても+1mmという広大な室内スペースを確保した。そのため、後席ニールームも現行ノート比で+85mm、ティーダ比で-7mmという643mmを確保。この数値は、全長4,850mmもある日産ティアナと比較しても11mm広い。クラストップレベルの広さであると同時に、ファーストカーとしても十分に使える余裕ある空間が魅力だ。このスペースを確保するVプラットフォームは、2,800mmと長いホイールベースを持つ。ライバルフィットよりも、100mm、ラクティスよりも5mm長い。
イチオシは、1.2L直噴ミラーサイクル+エコスーパーチャージャー搭載車。1.2Lでも、1.5L並のトルクを発揮!
そして、注目は1.2L直噴ミラーサイクル+エコスーパーチャージャー、HR12DDRエンジンだ。このエンジンを搭載するS DIG-Sグレードは、JC08モード値でマツダ デミオの25.0km/Lを上回り25.2km/Lというクラストップの低燃費を誇る。ただし、このS DIG-Sは燃費特化グレードで、その上の上級モデルで量販グレードでもあるX DIG-Sは24.0km/Lとなっている。若干燃費は落ちるものの、HR12DDRエンジン搭載車は、すべてエコカー減税が免税となり、顧客へのメリットはシッカリと提示できている。出力は72kw、トルクは142Nmだ。ミッションは、副変速機付きCVTが搭載される。
このHR12DDRエンジンは、VWのTSIと同様にダウンサイジング+過給器という組み合わせだが、考え方がまったく違う。VWは、とにかく低回転で最大トルクを出し、低回転のままなるべく早く高いギヤを選択し低燃費化する。それに対して、HR12DDRエンジンは、ダウンサイジング化されたエンジンをミラーサイクル化。まずは、これで低燃費化する。ミラーサイクル化されたエンジンは、低速トルクが不足する。それを補うために、瞬時に過給できるエコスーパーチャージャーを装着する。
つまり、一般走行時には、低速トルクが少なめのミラーサイクルエンジンで必要十分という認識で、低燃費化に特化する。急な加速が必要な時や、パワーが必要な時にエンジンの回転数に合わせて電動クラッチでスーパーチャージャーのオン&オフの制御を行う。エコスーパーチャージャーがオンの時には、1.5L並のトルクを発揮する。若干、サイズが大きいがVWゴルフは、同じ1.2L+過給器の組み合わせで、19.0km/Lと燃費では劣るが、175Nmというトルクと価格は、新型ノートを大きく上回る。
価格指向やパワーが必要ないという顧客向けには、自然吸気のHR12DEを用意。58kw&106Nmという標準的スペックだ。燃費は22.6km/Lで、エコカー減税75%減税に対応。他のコンパクトカーが、ほとんど50%減税なので、こちらもシッカリと顧客へのメリットを提示できている。
未だ、アイドリングストップ機能を標準装備できない他メーカーに比べ、新型ノートのFF車はすべてアイドリングストップ機能を標準装備。標準装備することでコストを低減。さらに、顧客へエコカー減税の恩恵を最大限受けられる配慮がなされている。アイドリングストップ機能をオプション設定している他メーカー車種の中でも、アイドリングストップ機能を装着すると75%減税になるというクルマはたくさん存在するが、顧客がよりエコカー減税のメリットを受けようとすると「オプションなので、お金をよりたくさん支払ってください」という姿勢とは違い新型ノートは顧客目線の装備設定だ。
価格、燃費に死角なしだが、安全装備の後席中央のヘッドレストが見装着。それ以外では、最もオススメのコンパクトカー!
ただし、他の装備に関しては納得出来ないものもある。そのひとつが、後席中央のヘッドレストが装備されていない。ヘッドレストは、衝突事故時などで首にかかる負担を軽減させる重要な安全装備だ。後席中央の3点式シートベルトは、法制化されたので装備しているが、法制化されていないヘッドレストが無い。燃費での顧客へのメリットをシッカリと提示したのと同様に安全装備もよりシッカリしたものを提示して欲しい。
価格は、ライバルをかなり意識した。直噴ミラーサイクル+エコスーパーチャージャーという高コストなエンジンを搭載しながらも、戦略的な価格設定がされた。売れ筋となるX DIG-Sが1,499,400円。大人気のコンパクトカー、ホンダ フィット ハイブリッド スマートセレクション(168万円)の燃費26.4km/Lに迫る24.0km/L。価格差は約18万円。装備差を無視すれば、燃費で燃料費差を埋めるのは、難しい差となっている。トヨタのラクティスの1.5LエントリーモデルであるXが155万円。ラクティスは、アイドリングストップ機能を約5.5万円ほど出さないと買えないので、実質約160万円。それでも75%減税で、新型ノートは免税なので大きな差が出る。
また、1.3Lのフィット スマートセレクション132万円(燃費21km/L)と比べても燃費で上回るが、価格は約18万円ほど高価だ。しかし、エコカー減税免税メリットが大きく、50%減税のフィットとの価格差を大きく縮める。また、いざとなったら1.5L並の走りも魅力だ。
価格指向ということならば、100cc排気量が少なくなるが、自然吸気の1.2LのXグレードが1,298,850円。微妙にフィットより下回る上に、エコカー減税が75%なので、税金分が数万円がお得となる。他にもSグレードが存在するが、Sは1,249,500円と安いが、限りなく価格を安く見せるオトリ車種的要素が強いので、一般の顧客が買うならXということになる。
ボディサイズ的にも、コンパクトカークラスにおいて、大きめとなる新型日産ノート。単純に価格という選択というよりも、広さと走り、燃費と総合バランスに優れたコンパクトカーなので、選ぶならやはり直噴ミラーサイクル+エコスーパーチャージャーを搭載したグレードを選びたい。クラスナンバー1低燃費と同時に、エコカー減税が適用されている今なら、免税なのでライバルと比べて減税のメリットも大きい。後席中央のヘッドレストさえ標準装備されれば、今、最もイチオシのコンパクトカーとなるだろう。
<新型日産ノート価格>
■2WD HR12DE車
・S 1,249,500円
・X 1,298,850円
■2WD HR12DDR車
・S DIG-S 1,449,000円
・X DIG-S 1,499,400円
・MEDALIST 1,674,750円
■4WD HR12DE車
・X FOUR 1,557,150円
代表グレード | 日産ノート X DIG-S |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 4,100×1,695×1,525mm |
ホイールベース[mm] | 2,600mm |
トレッド前/後[mm] | 1,480/1,485mm |
車両重量[kg] | 1,090kg |
総排気量[cc] | 1,198cc |
エンジン最高出力[kw(ps)/rpm] | 72(98)/5,600 |
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 142(14.5)/4,400 |
ミッション | CVT |
タイヤサイズ | 185/70R14 |
JC08モード燃費 | 24.0km/L |
定員[人] | 5人 |
税込価格[円] | 1,449,000円 |
発売日 | 2012/8/28 |
レポート | 編集部 |
写真 | 編集部 |
売れ筋グレードは、140万円台後半に! ミラーサイクル&エコスーパーチャージャーでクラスナンバー1燃費でありながら高い価格競争力!!
2012年8月28日発売予定の新型日産ノート。販売店でも着々と準備が進んでおり、仮受注も始まっている。新型日産ノートは、日産国内営業が大きな期待を寄せる車種だ。2011年度の車種別販売台数ベスト10を見ると、日産車がランクインしているのはセレナが4位でこの1台のみ。他メーカーは、ほとんどがコンパクトカー。そんな中、マーチもノートもランクインしていない上に、販売店数で上回りながらコンパクトカーでは、マツダ デミオに負けているという現状に、日産は大きな危機感を抱いている。
このコンパクトカーのマーケットは、非常に低価格指向が強い。新型日産ノートのライバルとなるホンダ フィットも、今年5月にマイナーチェンジを実施して、売れ筋グレードの13Gスマート セレクションを3万円安くし132万円としている。
この低価格化に新型日産ノートは対応できるのか? そんな心配もある。ミラーサイクルエンジンにスーパーチャージャーを装着と、いわゆるコストがかかるエンジンを搭載していてるからだ。
しかし、そんな心配は無用のようだ。販売店で、新型日産ノート価格を聞くと、スーパーチャージャー付きのHR12DDRエンジンを積むX DIG-Sと呼ばれるグレードで140万台後半になるという。このグレードは、中間グレードになり、装備も充実しているという。HR12DDRエンジンを積むモデルは、エコカー減税で免税になる。フィットの1.3L車のJC08モード燃費21.0km/Lに対して、新型日産ノートは25.2km/Lとフィットを圧倒しながら、1.5L車並のトルクで、より余裕のある走りができる。
また、フィット ハイブリッドの燃費は、26.4km/L。新型日産ノートは25.2km/Lなので、差はわずか。フィット ハイブリッドのスマートセレクションの価格が168万円。新型日産ノートの価格が140万円代後半ということなので、装備を抜きに単純比較した場合、その差は約20万円となる。約20万円も差が開くと、ガソリン代で、その差額を埋めるのはなかなか難しい。そういう意味で、新型日産ノートは、かなり戦略的な価格にチャレンジしていると言っていいだろう。
フルモデルチェンジした新型日産ノートの登場で、ますます激しい争いになるコンパクトカーマーケット。ダウンサイジングしたミラーサイクルエンジンにスーパーチャージャーという、新しいテクノロジーを採用し、燃費ナンバー1を奪取。さらに、低価格化に挑戦する新型日産ノートに注目だ。
2012年8月15日更新! 新型日産ノートは2012年9月発売予定! クラス最高の25.2km/Lを達成したミラーサイクル1.2L直3直噴スーパーチャージャーエンジン搭載!
日産は、7月16日に横浜の大さん橋で、新型グローバルコンパクトを世界初公開した。この日産新型グローバルコンパクトカーは、2012年9月に発売する次期型日産ノートとなる。
新型日産ノートの原型ともいえるのが、このページの下方にもあるジュネーブショーで登場したコンセプトカー、日産インビテーション。ボディサイドのスカッシュラインと呼ばれるキャラクターラインや、ヘッドライトの造形など新型ノートにも生かされている。
インテリアも同様で、個々のディテールはともかく、全体的なイメージはインビテーションのものだ。流麗なラインをもつインパネは、シッカリ感のあるデザイン。コンパクトカーにありがちな、貧弱な印象はあまり感じられない。
前モデルとなるノートは、大きく丸いヘッドライトと、円をモチーフにしたインパネ周りのデザインが特徴。全体的にシャープやスポーティというイメージはない。逆に、新型日産ノートは、シュッとしたスカッシュラインにシャープなヘッドライトなど、スポーティさを全面に出している。
搭載されるエンジンは、新開発の1.2Lの直噴ミラーサイクル+スーパーチャージャーエンジン「HR12DDR」(DIG-S)を搭載。1.2Lで1.5L車並の力強さがウリで、72Kw、140Nmを発揮する。この副変速機付CVTと組み合わされ、JC08モード燃費は、クラスナンバー1となる25.2km/Lを達成。1.3Lの自然吸気エンジンSKYACTIVを搭載したマツダ デミオが25km/Lなので、わずかだが0.2km/L上回った。前モデルが、18.0km/Lなので40%もの大幅燃費向上だ。そのため、デミオと同様に、ハイブリッド車でなくてもエコカー減税は免税(100%)となっている。
また、この「HR12DDR」(DIG-S)の他に、マーチと同じ1.2LのHR12DEも用意されている。エコカー減税75%減税という高いレベルになる。
この新型ノートは、現行ティーダの顧客ニーズを満たすために、上級グレードでMEDALIST(メダリスト)を設定。メダリストは、質感の高いスエード調クロス×合皮のコンビシートやコンパクトクラスで初設定となるアラウンドビューモニター(AVM)など、プレミアムな価値と先進装備が標準となっている。さて、ロンドンオリンピック直前ということで、シャレで付けたグレード名かと思ったほどだが、懐かしいグレード名でもある。その昔、絶版車となったローレルのグレードで使われていたグレード名が復活した。
新型ノートの生産は、追浜工場から九州工場へ移管。2013年に発売予定である欧州では、英国サンダーランド工場で生産予定だ。
ハイブリッドカーでなくても、エコカー減税免税という低燃費を実現した新型日産ノートだが、重要なのは価格だ。同じクラスに属するハイブリッドカー、トヨタ アクアの価格が169万円からだ。まぁ、このスターティング価格では、実際にはあまりにも装備が物足りず、そこそこの装備を付けると200万円弱にはなるトヨタ アクア。実際は、それなりの高価な価格になる。そうは言っても、顧客目線から見ると、新型日産ノートのスーパーチャージャー付エンジン車が、160万円台からの価格になってしまっては、そもそも買い物リストに載らない可能性も高い。日産セレナ Sハイブリッドは、価格的にも戦略的な価格設定をしてくるだけに、新型日産ノートの価格にも注目したい。
なんと、海の上に新型ノートが登場!? 超豪華な演出が話題になったワールドプレミアin横浜大さん橋動画
新型日産ノート公式紹介動画
新型日産ノート、7月16日世界初公開か? 日産サイトでライブ中継を告知中!
日産は、新型グローバルコンパクトを7月16日、横浜で世界初公開すると発表した。
このグローバルコンパクトとは、2012年秋に投入されると予想されている日産ノートである可能性が高い。すでにレポートしている通り、この新型日産ノートは、マーチと同じプラットフォームを使い、新開発の1.2Lの直噴ミラーサイクル+スーパーチャージャーエンジン「HR12DDR」を搭載する模様。このエンジンは、1.2Lでも1.5Lの出力で燃費は1.2L並だという。
すでに、このHR12DDRは、欧州で発売してるマイクラに搭載済み。欧州仕様は、72kw(98ps)/5600rpm、142Nm/4400rpmの出力になっている。欧州と日本とでは、ガソリンのオクタン価が違うため、レギュラー仕様に対応しなくてはならないため、若干パワー&トルクとも落ちるだろう。
気になる燃費は、欧州複合モードで5L/100km(20km/L)。日本のJC08モードは、もう少し良い数値がでること、そして、クラスナンバー1を常に目指す日産の姿勢を考えると、マツダのデミオの25km/L前後が、ひとつの指標になるだろう。
マーチと同じVプラットフォームを採用! 時期新型ノートなのか?
ジュネーブショーで登場した日産「INVITATION」(インビテーション)にわずかだが、情報が追加された。このインビテーションのプラットフォームは、マーチ/マイクラと同じ、Vプラットフォームをベースとなっている。
サスペンションレイアウトは、マクファーソンストラット式。小型のトーションビーム式リアアクスルは、ラゲッジスペースへの侵入を最小限に留めるよう設計されている。サスペンションは、フロント、リアとも、サブフレームに取り付けられている。ボディサイズは全長4,150mm、全幅1,740mm、全高1,470mmとなっていて、この全幅だと日本においては完全に3ナンバー車となる。
最近では、新型日産ノートの発売時期が初夏にかけてという噂が流れている。コンセプトカー、インビテーションのテイストがどこまで取り入られているのかも楽しみだ。
また、新型日産ノートに搭載されるエンジンは、新開発の1.2Lの直噴ミラーサイクル+スーパーチャージャーエンジン「HR12DDR」。1.2Lでも1.5Lの出力で燃費は1.2L並という、低燃費エンジンにも注目だ。
2013年、欧州で発売予定のインビテーション、次期日産ノートなのか?
日産は、次世代コンパクトカーとして、「INVITATION(インビテーション)」を世界初公開した。
「INVITATION(インビテーション)」と名づけられたコンセプトカーは、今年のジュネーブモーターショー(3月8日~18日)でデビューする予定。このモデルをベースとする量販車は2013年に欧州で発売予定だ。
インビテーションの流れるようなシルエットは、クラストップの空力性能をもち、燃費の向上に役立っているという。スカッシュラインと呼ばれる個性的なボディサイドのキャラクターラインが、スポーティな雰囲気をアピールしている。
インテリアデザインもエクステリア同様に、スポーティな印象でまとめられている。全体的に近未来感のあるデザインをもっていて、ハイコントラストなセンターコンソールはクラスを超えた高級感もある。また、各種コントロールパネルもタッチパネル化されているようで、最新のトレンドが取り入られている。
日産は、このインビテーションが単純に燃費が良く、運転が楽しい、格好が良いだけのクルマではないと主張する。従来のこのクラスには見られなかったような、最先端の技術が搭載されているという。例えば、日産の先進的な安全技術のひとつであるアラウンドビューモニター(AVM)が、初めてBセグメント車に搭載された。AVMは、後方駐車や縦列駐車の際のストレスを、可能な限り軽減させる技術。すでに、国内発売されているミニバンには当たり前のように搭載されているAVMを先進安全技術と言い切っているのには少々ガッカリだが、その他の先進安全技術に期待したい。
ガソリン車世界最高レベルの燃費を目指した直噴ミラーサイクル+スーパーチャージャーエンジンを搭載するのか新型日産ノート?
さて、2012年には日産ノートがフルモデルチェンジの時期。その発売時期は、夏前後にかけてだという。そのタイミングに、このインビテーションがデビューということは、インビテーションが次期型ノートということも予想できる。ただ、インビテーションは2013年発表ということふまえると、ノートとインビテーションは別物なのか? という疑問も残る。場合によっては、マーチベースということも。
ただ、2012年に新型ノートが登場するのは間違いない。このクラスは、トヨタアクアなどに代表されるように燃費がフォーカスされることが多い。当然、日産もガソリン車としてクラストップを狙って開発しているという。小型FF車用ハイブリッドシステムを持たない日産にとって、どんな隠し玉があるのか?
注目されるのは、2010年夏に発表された1.2Lの直噴ミラーサイクル+スーパーチャージャーエンジン「HR12DDR」。1.2Lでも1.5Lの出力で燃費は1.2L並という。
■日産、ガソリン車世界最高レベルの燃費を目指した直噴ミラーサイクル+スーパーチャージャーエンジンを開発
■【日産 先進技術説明・試乗会PART1】マーチ・スーパーチャージャーの技術にウナる
こういった新しい技術が投入された場合、気になる燃費はどうなるのだろうか。1.2LのマーチがJC08モードで22.6km/L。スカイアクティブを搭載したマツダ デミオが25.0km/Lとなっている。ノートはマーチやデミオとは、ボディサイズではひと回り上のクラス。トヨタのラクティスなどが、サイズ的に近い。ラクティスも主力エンジンは1.5Lで燃費は18.4km/L。燃費が1.2L並となると、マーチの22.6km/L前後と予測できる。この燃費なら、ラクティスに比べても20%以上の低燃費となる。
ミッションは、恐らくジャトコ製CVTをさらに低燃費化させているものが搭載されるだろう。
重要なのは、価格。JC08モード燃費が35.4km/LのアクアLグレードが169万円。この価格より高価だと、まずショッピングリストには載ってこないと考えられる。そう考えると、メインの量販グレード価格は150万円台後半から160万円前半が有力だろう。
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