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意外と売れてる? イギリス生産のワゴン車マイナーチェンジ【トヨタ アベンシス新車情報】【ニュース・トピックス:トヨタ】

CORISM / 2012年3月5日 8時8分

トヨタ アベンシス

多少、使いにくい部分もあるが、総じてコストパフォーマンスに優れるアベンシス

 トヨタは、ワゴン車アベンシスをマイナーチェンジし4月16日より発売を開始する。このトヨタ アベンシスは、2011年9月に導入されたモデルをマイナーチェンジした。マイナーチェンジ前のモデルは、英国工場〔Toyota Motor Manufacturing (UK) Ltd.〕にて4ヶ月(7-10月)限定で生産し販売されていた経緯がある。今回は試験的な期間限定生産という特殊なモデルではなく、通常のモデルとしてラインアップされた。

 期間限定生産導入モデルから、通常モデルとしてのラインアップしたことから分かることは、意外と売れたという結果だ。このクラスのワゴン車は、スバルのレガシィツーリングワゴンが孤軍奮闘している状態。もはや消滅したに等しいマーケットにみえたが、トヨタ製ワゴンを求めるマーケットがあったということになる。

 また、アベンシスは欧州モデストして生まれた特殊な生い立ちをもつ。そのため、他の国内向けトヨタ車とは、ひと味違う走行フィールとデザインが特徴。トヨタ車なのだが、走りなどヨーロッパ車的な魅力をもつ。さらに、価格は輸入車に比べれば格段とリーズナブルとなれば、ワゴン車を好むユーザーに売れないわけがない。

 また、安全装備もAFS付きディスチャージライトやサイドエアバッグ、カーテンシールドエアバッグ、運転席ニーエアバッグ、横滑り防止装置などが充実の標準装備になっている上に、250万円という価格は高いバリューがあると評価できる。

 輸入モデルということもあり、右ハンドルながらウインカーレバーが左側だったり細かいところで微妙に使い難い所もあったり、ガソリンがレギュラーではなくハイオク仕様だったり、豪華装備を望むユーザーには物足りなかったするが、全般的にコストパーマンスは高いモデルだ。輸入車のように高価なブランド料は支払いたくないが、クルマとしての高い質を望むユーザーにピッタリと合うだろう。

<マイナーチェンジにおける主要変更点> 

・フロントビューは、LEDクリアランスランプ(車幅灯)を追加したヘッドランプ、中央部の押し出しを強めたフロントグリルとフロントバンパー、開口部を強調したフロントロアグリルなどにより、一段と精悍でダイナミックに進化

・インテリアでは、シート表皮柄の変更および、ドアグリップ、サイドレジスター(両サイドの空調吹き出し口)、センタークラスター、ドアスイッチベースに、加飾の追加や変更を施すことで質感をさらに向上

 今回のマイナーチェンジで、1グレードだったアベンシスだが上級グレードが追加され2グレードとなり、より幅の広いユーザーへの対応が可能になった。上級グレード Liの主な特長は、

・エクステリアでは、フロントフォグランプと17インチのタイヤ&ホイールを専用装備

・インテリアでは、アルカンターラ®*+本革の専用シート表皮を採用。また、センタークラスターおよびドアスイッチベースに木目調加飾を採用

・運転席電動ランバーサポートやクルーズコントロールなどを専用装備とし、利便性や機能性を向上


<トヨタ アベンシス価格>
・Xi 250万円
・Li 275万円
 

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