ライバル日産セレナの独走は許さない!苦しいホンダの台所事情【ホンダ ステップワゴン新車情報】【ニュース・トピックス:ホンダ】

CORISM / 2012年3月5日 20時20分

新型ホンダ ステップワゴン マイナーチェンジ

年最大の繁忙期に、来季のクルマに期待しなくてはいけない理由

 ホンダは、4月に発売を予定している新型「ステップ ワゴン」のマイナーチェンジに関する情報を、ホームページで先行公開しました。

マイナーモデルチェンジとなる新ステップ ワゴンは、クラス最大の室内空間やクラス唯一の「3列目床下格納シート」などによる使い勝手のよさはそのままに、「ステップ ワゴン」はより上質に洗練し、「ステップ ワゴン スパーダ」はより精悍で存在感のある外観にするとともに、燃費性能も向上させるなど、さらに魅力を高めた。

新型ホンダ ステップワゴンのマイナーチェンジ情報サイトはコチラ
http://www.honda.co.jp/STEPWGN/new/

 このサイト、ホンダの焦りをヒシヒシと感じさせるものになっている。実際、サイトを見ると、ほとんどマイナーチェンジ情報がない。写真を見てもグリルあたりが少々違うかなぁ、程度。燃費性能の向上とあるものの、アイドリングストップ機能が付くのか付かないのか? 具体的な燃費はいくつなのか? など、わからない事だらけだ。

 狙いは、もはやとりあえず「日産セレナを買うのをちょっと待って」というメッセージだ。2~3月は、新車販売店にとって、年最大の繁忙期。さらに、今年はエコカー補助金の恩恵もあり、販売現場にとって久しぶりにクルマが売れている状況。

 しかし、セレナとステップワゴンの販売台数差は広がるばかりだ。ホンダとしては、何としてもマイナーチェンジのステップワゴンの存在を示して、発表される4月までに他車を買わせたくないという苦しい現状がある。

 ココまでホンダがするにはワケがある。ホンダの国内販売台数の中心は、フィットを中心としたコンパクトカーだ。当然、フィットなどのコンパクトカーは薄利である。フリード系の高価なコンパクトカーも好調だが、やはり、もう少し利益を出すクルマが欲しい。今までは、その役割をステップワゴンが果たしていた。しかし、今のところライバルセレナに差を広げられている苦しい戦いだ。

 そこで、今回のステップワゴンのマイナーチェンジ前情報の公開だ。この行為は、もはや諸刃の剣。日産への代替えも抑制するが、ホンダへの代替えも抑制する。日産セレナを買おうという顧客は、ステップワゴンを見てからなら、ステップワゴンを買おうという顧客もマイナーチェンジしたクルマを見てから、という判断になるのは当然だ。

 逆にホンダ自らの与える販売店に対するリスクも大きい。マイナーチェンジ車のアピールをしている以上、販売の現場でマイナーチェンジ前のクルマ(在庫車)を売るのは、かなりハードルが高い。恐らく、その被害を最小限にするため、基本的なスペックや詳細情報がないのだ。つまり、仮に大幅に性能向上するなら、マイナーチェンジ前モデルを買う理由が無くなるからだ。そんな理由で、こんな中途半端な告知となったことが予想される。

 この告知で、どこまで好調セレナの勢いを止められるのか? 4月のマイナーチェンジ後のステップワゴンの動向に注目が集まる。

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