4気筒エンジンが2気筒になって低燃費化! ハイブリッド並の燃費をガソリンエンジンだけで実現!!【VWポロ ブルーGT新車情報】ジュネーブショー出展車【ニュース・トピックス:VW】
CORISM / 2012年3月13日 8時8分
フィット ハイブリッドと同等な低燃費をガソリンエンジンだけで達成! 脅威の気筒休止技術!
既存の内燃機関を使い低燃費かをすすめるVW。TSIエンジンと呼ばれるダウンサイジングエンジンは、全世界的なトレンドとなった。今回ジュネーブショーで発表されたVWポロ ブルーGTは、気筒休止システムACTを搭載して、さらなるエンジンの効率を高めた。
この気筒休止システムは、さほど新しい技術ではない。最近では、2007年に登場したホンダ インスパイアに搭載されバリアブル・シリンダー・マネージメント(VCM)と呼ばれ、6気筒-4気筒-3気筒と状況に合わせて各気筒を休止させる複雑なコントロールを可能としている。
今回のVWポロ ブルーGTに搭載される気筒休止システムACTは、低中負荷時に2気筒を休止する。ACT は、エンジン回転数が1,250~4,000rpm、トルク出力が25~100Nmの間で作動する。これは、欧州ドライビングモードで全体の70%近くをカバー。つまり、70%という幅広い作動領域を意味していることになる。
2気筒だけで走行中も、4気筒時と変わらない静粛性と低振動を実現。2気筒から4気筒への切り替えは、クランクシャフトが半回転するうちに完了し、エンジン回転数にもよりが時間にして千分の 13~36 秒という速さで行わる。その際、エンジンのイグニッションとスロットルバルブを制御することで、よりスムーズな切り替えを実現している。
さらに、アクセルペダルセンサーとインテリジェントなモニタリングソフトウェアにより、周囲にクルマが多い場合や郊外の道をハイスピードで走行するなど特殊な運転状況であることをシステムが検知して、気筒休止しないように制御している。 気筒休止状況は、スピードメーターとタコメーターの間に配置されたマルチファンクションディスプレー上の表示で確認が可能だ。
VWのダウンサイジングエンジンTSIとの組み合わせにより、気筒休止技術ACTのメリットはイッキに増大した。なんと、VWポロ ブルーGTのヨーロッパ複合燃費は、DSG装着車で4.5L/100km(約22.2km/L)という低燃費を誇る。この燃費は、VWが2012年内には日本導入を予定している1Lエンジンを搭載したup!(アップ)と同程度だということなる。さらに、余分な電池とモーターを搭載しなくてもホンダ フィットハイブリッドと、ほぼ同等な燃費とCO2の排出量を達成しているのも驚異的。
さらに、この低燃費を出しながらの0~100km/h加速が、わずか7.9秒で最高速度は210km/hに達するパフォーマンスを得ているという点だ。走りを楽しみたい時は、十分に楽しめる力強さを持ちながら、通常時は徹底的にエコドライブするというメリハリある走行性能を合わせ持っている。
そんなVWポロ ブルーGTは、欧州で7月までに発売予定。日本への導入にも期待が集まる1台になることは間違いない。
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