レガシィマイナーチェンジ直前! ひと足早くニューヨークショーでデビュー 【スバル レガシィB4 アウトバック ツーリングワゴン新車情報】【ニュース・トピックス:スバル】
CORISM / 2012年3月31日 13時13分
新世代2.5Lエンジンが、どうなるのか期待が高まる!
スバルは、ニューヨークショーで今夏に米国市場導入を予定している 2013年型のレガシィ、アウトバックを出展する。2013年型のレガシィ、アウトバックの商品コンセプトは、デザイン、環境・燃費、走り、安心・安全の4領域に渡る「全性能モデルチェンジ」。新世代ボクサーエンジン(水平対向エンジン)の搭載による燃費性能の向上や、日本では爆発的な人気を誇る運転支援システム「EyeSight」(アイサイト)の北米初導入により、環境・安全において大幅な進化を遂げているという。
レガシィは、日本で2009年5月にデビュー。そろそろ、丸3年を迎える。ちょうど大幅なマイナーチェンジ時期となることから、今回ニューヨークショーで公開されるレガシィシリーズは、近い将来日本でマイナーチェンジされるモデルと同じということになるだろう。
デザインは、比較的スッキリ系だったフェイスが、インプレッサ的な少々アクの強い顔つきに変わっている。グリルのデザインも大きく変更された。フロントグリル、フロントバンパーのデザインについては、レガシィはよりシャープに、アウトバックはより力強く、その個性を強調したという。
インテリア画像が無いので判断できないが、スバルによると「スポーティさ」と「上質感」をデザインコンセプトに質感向上と機能性の強化。2種類の木目加飾をインストルメントパネル、ドア、シフトノブに設定し、レガシィとアウトバックで仕様を分けた。シフトノブにも木目加飾を追加することで内装全体を調和。上級グレードには、新たにカラー液晶付きのエレクトロルミネセントメーターを採用し、新採用となるアイサイトにも対応したカラー液晶表示も追加することで表示機器としての視認性向上を図った。
注目のエンジンは、燃費や環境意識の高まりに応え2.5Lモデルに、新世代ボクサーエンジン(水平
対向エンジン)を搭載するという。少々古くなったEJ25型の延長線上なのか、それともインプレッサのFB20型ベース? さらには、BRZに搭載した直噴化されたFA20型ベースなのかと、話題は尽きない。ニューヨークショーでの正式なアナウンスに期待が集まる。
この期待の新世代エンジンと組み合わされるのは、インプレッサに採用した軽量、コンパクトな第2世代リニアトロニック(CVT)。世代交代するエンジンとミッションで、燃費性能を大きく向上するという。
当然、新世代ボクサーエンジン(水平対向エンジン)と第2世代リニアトロニック(CVT)の採用というビッグチェンジにより、走りの質も進化する。実用域での扱い易さを重視した中低速トルクを向上し、燃費性能と出力性能を両立。
また、手応え、しっかり感と滑らかさを併せ持つレガシィ/アウトバックらしい乗り味、安心で素直な直進安定性と思い通りに曲がることができる運転する楽しさを実現するため、サスペンションをなんと刷新。ダンパーとスプリングレートの設定変更や、クレードルフレームや車体骨格の補強等により、操縦安定性を更に向上。車体振動を最小限まで抑え込んだ快適な乗り心地を実現した。このあたりの作り込みは、年々進化するスバルらしさといえるだろう。
安全装備面では、スバル独自の先進運転支援システムEyeSight(アイサイト)を北米市場に初めて導入。プリクラッシュブレーキ、プリクラッシュブレーキアシスト、全車速追従機能付クルーズコントロール、AT 誤発進抑制制御、車線逸脱警報等の機能を安価な価格で装備することで、日本では爆発的な人気を誇るアイサイトだが、一部のグレードでした選択できない状態。また、インプレッサでは1.6Lの廉価グレードにはオプション設定もない。
つまり、人気のアイサイトが欲しければ廉価グレードではなく高価な上級グレードを買ってくれ、という意図がシッカリと伝わってくる。この設定を、どこまで顧客本位にオプション化され廉価グレードに幅広く装着できるようにするのかも、マイナーチェンジ後のレガシィを判断する上で重要な要素になる。やはり、サイドエアバッグの全車標準化も含め安全装備は、すべてのグレードで均一化するのが理想。安全性能を全面に押し出してきているスバルだけに、すべてのユーザーに最新の安全性能を届けられるかどうかも、今後のスバルのブランドイメージに影響するので、マイナーチェンジ後のレガシィの安全装備にも期待したい。
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