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統合モデルチェンジ直前! 高級さと利便性を高めた最後の特別仕様車?【トヨタ シエンタDICE Limited 新車情報】【ニュース・トピックス:トヨタ】

CORISM / 2012年4月12日 6時6分

トヨタ シエンタDICE Limited

お買い得感はないので、実際の購入は値引き額勝負!

 トヨタは、スライドドアをもつコンパクトカー、シエンタに特別仕様車DICE“Limited”を設定し発売を開始した。

 今回の特別仕様車は、シエンタDICEをベースに、助手席側にパワースライドドア(挟み込み防止機能・リモコン付)を特別装備して利便性を高めたほか、オートエアコン(外気温度表示機能付)やアームレスト(運転席・助手席)を採用するなど、快適装備を充実させた。また、外板色にはブラックマイカを特別設定し、全4色の魅力的なラインアップとなった。

 さらに、本革巻きシフトノブを採用。ヒーターコントロールパネルにピアノブラック塗装を施すなど、より上質な室内空間を演出している。このほか、シートバックポケット(運転席・助手席)、助手席シートアンダートレイなどを特別装備し、使い勝手の良さを一層高めている。

 シエンタは、2012年夏頃にポルテやラウムなどと統合しフルモデルチェンジすると言われている。コンパクトカーのスライドドアモデルは、もはやホンダのフリードシリーズが圧倒。そのため、トヨタにとってこのクラスの3列シート車の販売台数アップは急務。

 5月にフルモデルチェンジが予定されているカローラや、爆発的人気を誇るアクアがヴィッツ系のプラットフォームを使っていることから、新型ポルテもヴィッツ系をベースにモデルすることも予想できる。その場合、ハイブリッドシステム搭載も可能となるので期待度は高い。そうなれば、まさにインサイトVSプリウス戦争のように、フリードハイブリッドとの戦いは熾烈さを増すだろう。今のところ、しばらくの間カローラにハイブリッドシステムは搭載しないようなので、新型ポルテ系もその可能性は高い。しかし、登場すれば間違いなく売れる車種だけに、これから出てくる情報に注目したい。

 ということで、このシエンタDICE Limited特別仕様車は、ベースのDICEより8.5万円ほど価格がアップしている。モデル末期なのだが、それほどお買い得な価格ではないのが悩みどころ。176万円という価格もそれほど安くないので、フリードと競合させどれだけ値引きをしてくれるかが勝負になる。あまり値引きをしてくれないのなら、フルモデルチェンジ後のモデルにするかフリードにするといいだろう。

<トヨタ シエンタ特別仕様車DICE“Limited”価格>
2WD Super CVT 1,760,000円
4WD Super ECT 1,938,500円

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