燃費アップしマイナーチェンジ【トヨタ ウイッシュ新車情報】【ニュース・トピックス:トヨタ】
CORISM / 2012年4月15日 19時19分
クルマは良いのだが、非常に選びにくい車種だけに、大幅値引きが前提となる
トヨタは、ロールーフミニバンであるトヨタウイッシュをマイナーチェンジし発売を開始した。
今回のマイナーチェンジは、エクステリアのデザイン変更やインテリアの質感向上、環境面では燃費性能の向上を図った。
エクステリアは、ラジエーターグリル、バックドアガーニッシュのデザインを変更。LEDリヤコンビネーションランプ、サイドターンランプ付ドアミラーを採用した。また、新意匠のエアロバンパー(1.8A、1.8S、2.0Z)や、ブラック塗装に切削光輝加工を施したアルミホイール(1.8S[2WD])を装備。また、フロントフォグランプ(1.8S、1.8G、2.0Z)に、メッキ加飾を施すなど、よりスポーティなイメージとしている。外板色には、新色のオレンジメタリック、サテンブルーマイカメタリックなどを含む全8色を設定した。
内装においては、センタークラスターとパワーウインドゥスイッチベース(1.8S、1.8G、2.0Z)にカーボン調加飾を採用したほか、グレードごとに専用のシート表皮とメーター色を設定するなど、個性を際立たせた。この他、車両のGセンサーから減速度や旋回力を判断し、コーナリング中の不要なシフトアップを抑制するG AI-SHIFT制御付のCVTスポーツモードを採用(1.8S、2.0Z)。より力強く、ダイレクトな加速を実現した。
そして、環境性能が問われる時代なので、燃費向上への改良も行われた。エンジンの改良によって、JC08モード燃費が1.8L・2WD車で15.8km/L、1.8L・4WD車および2.0L車で14.4km/Lを達成。「環境対応車 普及促進税制」ならびに「自動車グリーン税制」の減税措置に適合している。
さらに、人気のエアロ仕様車「1.8S」の装備を厳選。装備を落とし、低価格としたエアロ仕様の「1.8A」を設定。また、2ZR-FAE(1.8L)エンジンを搭載した豪華装備グレード「1.8G」を追加した。
トヨタ ウイッシュは、当時爆破的人気を誇っていたホンダ ストリームの競合車種として2003年にデビューした。現在で2代目となっている。
一世を風靡したウイッシュやストリームだが、現在、このタイプのミニバンは人気が低迷。現在は、トール型のノア&ヴォクシーがミニバンの主流になっている。その要因は、やはりドアがスライドドアではないという点だ。
さらに、ホンダのフリードの存在もある。価格がやや安めの設定な上に、フリードは、両側スライドドアをもち、コンパクトなボディながら6人乗りと7人乗りを用意。さらに、低燃費のハイブリッドが用意されている。エンジンも1.5Lなので、自動車税もウイッシュ&ストリームなどと比べると安いのも特徴だ。
トヨタには、より広い室内空間をもつノア&ヴォクシーが209万円から存在し、ウイッシュとの価格面でのカニバリも発生する。モデル末期であることや、ライバルの日産セレナやホンダ ステップワゴンが相次いでモデルチェンジしているため、値引き額も大きい。そのため、ウイッシュは、非常に立ち位置が難しい車種になっている。リセールバリューも低めなので、中古車ならお買い得感がある。そのため、新車を買うなら大幅な値引きがないと、買うメリットも少なくなってくる。
<トヨタウイッシュ価格>
2.0Z 2WD 6人乗り 2,510,000円
1.8S 2WD 7人乗り 2,130,000円
1.8S 4WD 7人乗り 2,319,000円
1.8A 2WD 7人乗り 1,960,000円
1.8A 4WD 7人乗り 2,149,000円
1.8G 2WD 7人乗り 2,220,000円
1.8G 4WD 7人乗り 2,419,500円
1.8X 2WD 7人乗り 1,850,000円
1.8X 4WD 7人乗り 2,049,500円
【関連記事】
- 【トヨタ 新型 ウィッシュ 試乗記】ダイナミックな走りと高い環境・安全性能を得てお買い得度がアップしたNEW WISH!
- ちょっとした理由で激安! ワケあり中古車を探せ!! ロールーフミニバン編
- 【新車・中古車購入術】安全性重視のクルマ選び! 買ってはいけない? or 買っていい! 5ナンバーミニバン[トヨタ編]
- ホンダのバーゲン、その2【ホンダ ストリームZS特別仕様車スポーティ エディション新車情報】
- 【ホンダ 新型 ストリーム 試乗記】ミニバンなのに5人乗り!? ストリームに追加された新スポーツグレード「RST」の乗り味を徹底検証する!
- 【トヨタ 新型 ヴォクシー試乗記】ホントはこっちがNo.1!? デビュー3年で熟成高まるニュー ヴォクシー
- セレナを超えた! ホンダ意地のクラスNO1低燃費ミニバンへ大変身【ホンダ ステップワゴン/スパーダ新車情報】
この記事に関連するニュース
-
2人目の子どもが生まれたので、「MAZDA 2」からミニバンに乗り換えたい! トヨタ「ヴォクシー」にすると、維持費はいくら上がる? 燃費や維持費の違いを解説
ファイナンシャルフィールド / 2024年11月22日 4時20分
-
ホンダ「フリード」新旧比較で見るヒットの法則 ちょうどいいサイズ感はそのまま熟成が進んだ
東洋経済オンライン / 2024年11月21日 11時30分
-
ホンダWR-V試乗記・評価 大満足か後悔か? 成功か失敗か? 見極め重要なコンパクトSUV
CORISM / 2024年11月17日 10時10分
-
トヨタの「高級SUV」何がイイ? 高額ハイブリッドが売れ筋に!? 登場4年の「ハリアー」人気が衰えないワケとは
くるまのニュース / 2024年11月6日 19時10分
-
「シエンタとフリードで迷っています。皆さんどちらを買いますか?」質問に回答殺到!「安全性能なら」「5人乗りなら」両方乗り比べした人も どんな「視点」が重要?
くるまのニュース / 2024年10月27日 18時10分
ランキング
-
1クシュタールの会長「セブン&アイとの統合で小売業のチャンピオンに」…敵対的買収は「考えていない」
読売新聞 / 2024年11月22日 9時5分
-
2ジャパネット2代目に聞く「地方企業の生きる道」 通販に次ぐ柱としてスポーツ・地域創生に注力
東洋経済オンライン / 2024年11月22日 8時0分
-
3クリスマスケーキに異変…『卵』の価格高騰止まらず 夏の猛暑の影響で今後は鳥インフルエンザによる卵不足の恐れも
東海テレビ / 2024年11月21日 21時22分
-
4「観光客が土下座強要?」に見るFENDIの反省点 インバウンド対応を迫られる各企業が今すべきこと
東洋経済オンライン / 2024年11月22日 9時0分
-
5一番人気の「かつ重」は300円未満! スーパー・トライアルが物価高時代に「安さ」で勝負できるワケ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年11月22日 6時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください