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日産NV200をベースのEV(e-NV200)、イオンネットスーパーの宅配車として実証実験開始!【ニュース・トピックス:日産】

CORISM / 2012年5月19日 11時11分

日産e-NV200 EV NV200

EVの特性を生かしたデリバリー用EVバン

 日産は、2012年5月から、イオンリテール株式会社に多目的商用バン「NV200」をベースとした電気自動車のモニター車1台を貸与し、実証運行を開始する。

 このNV200をベースとしたEVは、イオンリテールが首都圏の「イオンネットスーパー」の配達車両として導入される。このモニター車を約1ヶ月間活用し、ビジネスにおける実用性を確認する目的がある。

 このEVは、2012年1月開催のデトロイトモーターショーで、そのコンセプトモデルの世界初披露を行なったゼロ・エミッション車「e-NV200」がベース。e-NV200の投入に向け、実地での実証運行を通じ開発に反映していくためのモデルだ。

 e-NV200は、そのボディに、48個のコンパクトなバッテリーモジュールで構成されたリチウムイオンバッテリーと、最大トルクで280N-mを発揮する応答性の高い80kWのAC同期モーターを搭載。これは、電気自動車リーフのコンポーネントと同じ。日産リーフの実際の航続距離は約160km以下程度と言われているので、より大きく重いNV200のボディと積荷の重量が加わると、航続距離は160kmを大きく下回ると予想できる。

 しかし、イオン店舗をベースとして、その近隣のデリバリーを考えれば100kmも走れれば十分といところだろう。また、イオン店舗に急速充電器や普通充電器があれば、こまめに充電が可能だ。

 イオンのような流通業は、原価コストへの意識は高い。高止まりしているガソリン価格とEVで使う電力コストの差、車両の原価、EVを使うことによるブランド価値の向上などが精査されていくだろう。また、非常用電源や省エネの一環として、リチウムイオンバッテリーの店舗でのリユースも十分に考えられる。それだけに、わずか1台のみだが、e-NV200が実証実験で得られるデータは重要だ。EV商用車の未来にも、期待が高まる。

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