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【三菱i-MiEV Evolution】EVの可能性へチャレンジ! パイクスピークに参戦決定!!  【ニュース・トピックス:三菱】

CORISM / 2012年5月19日 19時19分

三菱i-MiEV Evolution

モーター3基を搭載したスペシャルEV

 三菱は、7/3(火)~7/8(日)に米国コロラド州で開催されるモータースポーツイベント「パイクス
ピーク・インターナショナル・ヒルクライム(以下パイクスピーク)」2012 年大会に『i-MiEV Evolution(アイ・ミーブ エボリューション)』(レース専用車)と『Mitsubishi i』(北米向け市販車、日本名『i-MiEV』)の2台体制で参戦し、『i-MiEV Evolution』は電気自動車(Electric)クラスでの優勝を目指すと発表した。

 三菱i-MiEV Evolutionは 、市販車で使用しているモーターやバッテリーなどの主要な部品を搭載。EV 制御やEVコンポーネントの高い技術力をアピールするとともに、レース車両の開発で得られた技術的ノウハウを、今後市販する車両の開発にフィードバックすることで、耐久性・信頼性の高いクルマづくりに活かすという。

 一見、三菱i-MiEV Evolutionは、市販車とかけ離れたルックスに見えるが、Aピラー部分やルーフなど、一部に市販車の面影を残している。そのため、レーシングカーなのに、少しキュートな印象。戦隊ヒーローものの合体ロボ的スタイルが微笑ましい。

 レース車両ということもあり、リヤ駆動から4WD化されている。フロントに1個、リヤに2個、計3個のモーターを搭載し、@80kW×3個で合計240KWというパワーを発揮するスーパーEVへと変身。ただし、搭載されるリチウムイオン電池の容量は、市販車のi-MiEVと同じ16kWh 。

 パイクスピークは、約2900mの高地からスタートし、ゴールのある4300mまで標高差約1400mをイッキに駆け上がる。これだけの高地なので、ガソリンエンジンほどではないにせよ、気圧や空気の薄さなど独特の環境下で繰り広げられる極限の争いの中で、EVに与える影響がどれほどのものかというのも重要なノウハウになるだろう。
 
 ドライバーは、i-MiEV Evolutionにダカールラリーで日本人初の2年連続総合優勝を果たした増岡浩(ますおか ひろし)をチーム監督兼務で起用。Mitsubishi iにはスコアインターナショナルオフロードシリーズクラス優勝ドライバーの Beccy Gordon(ベッキー・ゴードン)を起用する。

<三菱i-MiEV Evolutionスペック>

全長(mm)×全幅(mm)×全高(mm) 4,341×1,900×1,339
乗員(名) 1
駆動方式 4 輪駆動
搭載数(基) 3(フロント 1 基、リヤ 2 基)
モーター
最高出力(kW) 240(80kW×3 基)
バッテリー 総電力量(kWh) 35
シャーシ 専用パイプフレーム
カウル カーボン製
タイヤ 245/40R18

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