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【BMW X5 xDrive35d BluePerformance(クリーンディーゼル車)新車試乗記】 もう、ガソリン車には戻れない麻薬的大トルク【レビュー:BMW】

CORISM / 2012年6月9日 9時9分

BMW X5 xDrive35d BluePerformance

3Lディーゼルエンジンは、5.5Lガソリン車並の大トルク

 眠れる巨人が起きたように、最近のBMWの攻勢は凄い。1シリーズに続き3シリーズがフルモデルチェンジしただけでなく、エンジンのダウンサイジング化を進め、小排気量+ターボチャージャー=パワーアップと低燃費の両立。更にハイブリッド車を7シリーズに加えて5シリーズ採用し、3シリーズにも導入予定。そして、ヨーロッパでは主流となってきたディーゼルエンジン車もいよいよ発売した。3種類のエンジンを燃費性能だけでなく、パフォーマンスアップしているのはBMWの真骨頂。今回の試乗は、X5に追加されたディーゼルエンジン車である。

 BMW X5 xDrive35d BluePerformanceと長い名前であるが意味がある。xDriveは4輪駆動、35dは3.5リッターの性能を持つディーゼルエンジン。BluePerformanceは排ガス中にAdBlue(尿素水溶液)を噴射し触媒還元装置により大幅にNOxを低減。さらに、粒子状物質除去フィルターにより低排出ガスレベルを実現したシステムで、世界一厳しいディーゼルエンジンの排気ガス規制をクリアしたシステム名だ。

 直列6気筒DOHC 3リッター・ディーゼルは、コモンレール・ダイレクト・インジェクション・システムと可変ジオメトリー・ターボチャージャーを採用し最高出180kW(245ps)、そして最大トルクはV8ガソリンエンジン級の540Nm(55.1kgm)を絞り出す。一方燃費消費率は11.0km/L(JC08モード)と全長4.86m、車両重量2.2トンの巨体を考えると驚異的で、ガソリンエンジンモデルに比べて約30%向上している。

もはや、ディーゼルと分からないほどの静粛性

 昔のディーゼル車は、グロープラグで余熱している間の数秒間を待たないとエンジンは始動が出来なかったが、21世紀のディーゼル車はスタートスイッチを押すだけで何の違和感もなくエンジンが動き出す。

 耳を澄ませば、ガラガラとディーゼル・エンジン特有の音が聞こえるが、遮音性の良いX5の室内には気になるようなレベルではない。 今やBMWのスタンダードとなった8速ATをDレンジに入れて街中に乗り出す。

 ガラガラ音が聞こえたのはアイドリング時のみで、少しでも動き出せば音は消える。低回転からトルクがモリモリと溢れるので、右足の微妙な動き一つで自由に速度が調整出来ると。エンジン回転数を上げる必要が無いので、8速ATは高めのギヤを選択し静粛性に役立っている。

 X5の高いアイポイントは、混雑した道でも遠くまで見通せるので街中の運転はストレスが少ない。ステアリング操作に正確なハンドリングは、大きなボディをドライバーの思い通りに動かせるので想像するよりは楽である。

 唯一気になったのが、停止寸前のブレーキコントロールの感触が悪く少し神経を使った。これは、試乗車が新車でブレーキパッドの当たりがまだついていなかった可能性もある。

 信号で停止し「シグナルグランプリ」に挑戦してみた。赤から青に変わった瞬間、床までアクセルペダルを蹴飛ばすと、身体がシートに強く押しつけられたまま一瞬で制限速度に到達。停止した時に、確認していたルームミラーに映ったタクシーは、遙か後ろであった。

 この速さは、ガソリン車並の速さではなく、ガソリン車を超える速さだ。スタートから50km/h迄であったら、低回転からトルクの塊のディーゼル車の方が速いだろう。

 高速道路に入っても8速ATが美味しい回転を維持出来るのでスピードのノビはいい。定速走行に移れば高速でも静粛性は高い。スピード感が無い上に、ちょっとしたアクセル操作にでも大トルクを誇るため、アッという間にスピードが上がる。スピード違反をしないように、速度計に注意が必要だ。

 ステアリングインフォメーションは豊富であり、また高い車高にもかかわらずステアリングに軽く手を添えているだけで高い直進性能をもっているので、高速道路の運転も楽だ。

もう、ガソリン車には戻れないほどの魅力タップリ、ディーゼルエンジン

 燃費は正確には測定していが、加減速を繰り返してた試乗でも燃費計は10km/L以上キープしていたので、高速道路ならメーカーが言うように満タンで1000km以上走れるだろう。また、X5の広い室内は同乗者にとっても心理的ストレスが少ないので、長距離を走る人に勧めたいクルマである。

 ガソリンより安い軽油を使い、さらに燃費が良く経済性が高いBMW X5 xDrive35d BluePerformance。839万円という車両価格を考えると、単純に経済性が高いからと言ってこのディーゼルモデルを購入する人は、そいいないだろう。

 絶対的な速さはガソリン車だろうが、実用域ではトルクが高いディーゼル車の方が日常域で速さを実感出来る。また、満タンで航続可能距離が長いディーゼル車は、ガソリンスタンドに行く回数が減るので時間のロスも減る。

 年間走行距離が多い人は勿論、ディーゼル車のパフォーマンスの良さを理解した人にX5 xDrive35d BluePerformanceに乗って頂きたい。今まで考えていたディーゼル車のイメージを大きく変える事は間違いない。

 一度ディーゼル車に乗って良さを体験してしまえば、もうガソリン車に戻れないかもしれない。

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